[コース]
道の駅みとみ駐車場P(幕撤収7:00)…乾徳山前宮神社(7:40〜8:00)〜
乾徳山登山口�蕁繕咯戎�(10:15〜10:25)〜月見岩��(11:25~11：35)〜
((鎖・梯子多数))〜乾徳山▲2,031m(12:35〜12:45)〜月見岩�茵�
道満山▲1,314.1m〜徳和峠〜乾徳山登山口BS��(16:00)〜
乾徳山前宮神社(16:20〜16:30)…SK落合キャンプ場(19:00)
山梨県内の天気予報で、土曜日は午後から降水確率がぐ〜んと上がることが判明し、笛吹川釜ノ沢遡行を諦め附近で比較的楽しめそうな山を登ろうと乾徳山へ行くことにした。
沢登用の装備の他に、会所有の旧い装備品の中にあったダンロップの6人用天幕を車に積んで来ていたメンバーが居たので、道の駅駐車場やキャンプ場での幕営が出来、快適に過ごすことが出来た。
前夜泊まった道の駅みとみを後にし、乾徳山登山口手前の神社奥の駐車場まで移動。
20分程で準備を終え出発。ジグザグの代わり映えのしない単調な山道を2時間ほど登る。
少し登りに飽き始める頃、下草の緑が増え少し傾斜が緩やかに変化して来たかというところで2つ目の水場・錦晶水に到着。水量が多く冷えていて美味しい。水筒に水を補給し更に進む。月見岩手前の樹林帯の中で赤茶色が明るい夏毛の鹿数頭の群れと遭う。遠巻きにこちらを観つつ少しずつ林の中を移動していた。少し開けたところに出ると、左手にまだまだ先の長そうな山頂付近に岩稜帯がごつごつとそそり立つ乾徳山山頂が現れた。
手元の高度計でまだ300m程ある。低木と高山植物がそこここに点在する気持ちの良い山道を少し行くと大岩が集まった場所が分岐となっており月見岩と道標にあった。ここで長めの小休止をとる。腹にモノを入れ水分補給を済ませ今一度活力を取り戻す。
ここからは深い樹林帯の急登と岩場の連続する気の抜けない山道となる。
木製の今にも朽ち果てそうな梯子を幾つも昇り降りし、鎖を手がかりにしないと怖い岩場のトラバースが続く。頂上直下にあった垂直に近い10数メートルの岩壁は、頂上から吊り下がっている鎖を頼りに一気に登り詰める。
岩のごつごつとした少し広くなった箇所に山頂表示が二つあった。10分程休憩し下山を始める。山頂を目指して登って来て頂上から右手の眼下を見やると梯子が掛けられていた。下山道だろうと行ってみる。先ほど登った岩壁に左から回り込むように道が続いていた。
ここでまた少し腹に入れようと腰を下す。何組かのパーティが後から来ては岩壁前で記念撮影を繰り返していた。
下山は他の道で行こうと月見岩分岐から左に進路を取り道満山を経由する。
こちらの尾根道、暫らくは緩やかな稜線歩きで頭上にはツツジの大群生があり、季節には花のトンネルとなるのだそうだ。今は花の時期ではないので緑のトンネルとなっており、これもまた気持ちが良かった。登りで標高差1,000mを歩いて来たので当然同じだけ下るのであるが、やたら緩やかな道が続くので何時になったら下り始めるのかと思っていたら、ある地点からずっと急勾配の下り坂が下山口手前の林道附近までずっと続いていた。
3時間近くの下りは完全に膝に来ていた。集落の中を横切り登山口まで移動する30分程が一番きつかった。お盆時期だったので幾つかの墓前では家族が集まっていた。富山にもそろそろ行かないといけない。
車の場所まで戻り出発準備を終え、今夜は奥多摩方面を目指す。
翌日は憧れだった水根沢へ行くのである。山菜採りの帰りに時々出会う沢装備に身を包んだ人々をいつも羨ましく思っていた。
この日は、丹波山30km手前の落合キャンプ場で泊まることになり移動。往復8時間弱の山行で疲れ切って乗った瞬間から寝入ってしまった。ちょうど峠を越えた辺りで目覚める。
途中のコンビニでビールをしこたま購入しその夜は幕場で当然宴会となった。
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