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お正月の滞在以来、秋の味覚収穫時季に行ける事となった。
山荘近くの外気温度は5℃。室内は10℃。やはり1,600m地点の樹林帯ともなると過ごし易さを通り越して寒いくらいだ。
既に朝晩はストーブが欠かせない季節となっていた。
生憎23日・24日共雨模様で晴れることなく山荘附近で過ごす。
24日は降ったり止んだりの不順な天気だったので止むのを見計らって採集に出かける。
いつも甘い実をつけるサルナシの生育は今年は芳しくなく、殆どの実が小さく固かった。
それでも早朝の散策コース途中に点在する山葡萄やサンカクヅル、エビヅルのツルは成育が良くたわわに実をつけていた。
一房採って2〜3粒を口に含むと甘さが豊富で少し酸っぱいだけの美味しい葡萄が口内に広がる。ここ数年無かった甘さだ。
一旦山荘へ戻り採取用具を揃え再び出かける。
山葡萄を中心としたツル植物の実は、数年毎に収穫適期が変化する。
昨年、一昨年は共に酸っぱいだけの固い実が殆どで、ジャムやジュースを作る時には大量の砂糖をぶち込む必要があったが、今年はその必要が無い。今回は大量に収穫が出来たので広口の大瓶2本分のぶどう酒を仕込む。3ヵ月後位から飲むことは出来るが、一年後辺りから後が絶品だろう。楽しみである。一瓶は実家に寄り帰途に届ける。
雨後の茸の発生を待ちわび、25日快晴と共に山へ分け入る。
ミズナラ、コナラの切り株や倒木にビッシリと群生するナラタケを求め森を歩き回る。
炒め物や汁物の具として良い味の出るナラタケは地元の方々にとっても魅力的な雑茸らしく、季節になると必ず山へ採りに入る方が多いようだ。
大量に収穫出来たので実家と半分にし、それでもダンボールひと箱分になった。
山荘周囲の庭だけでもかなりの切り株があるのでそこここに群生が見られる。収穫に夢中になった。
収穫後新聞紙を広げて半日ほど干す。生長し切った茸の傘にはヌメリが出始めるので茸同士がくっつかないようにする。
10本位で一塊になっているものは形を崩さないように慎重に扱う。
秋の味覚を充分満喫出来た山荘滞在となった。
26日午後、自宅に戻ってから改めてナラタケを干す。
夕食は佐久平の知人宅で栽培された野菜とたっぷりのナラタケでパスタを作る。添えるのは高原野菜のキャベツとジャガイモ、ナラタケのあっさりスープ。昨日の夕食だけで半分近くのナラタケを消化したがまだまだ残っている。今週いっぱい楽しめそうである。
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