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登山ガイド本を探していたところ、とある古書店で一目惚れする内容のものを見つけました。
タイトルは"日本登山地図集 �誼翩�山岳・信州篇"
網羅しているエリアは"長野県全般"
価格は山と高原地図より安く購入できたので、かなりお得感がありました。
出版年が古いこともあり、興味深い廃道がたくさん載っています。
個人的に面白そうなルートをピックアップしておきます。
北アルプス
馬場島から室堂乗越
立山温泉からザラ峠を越えて刈安峠
湯俣からは竹村新道、伊藤新道、宮田新道、カモシカ新道がコースタイムを含めて載っている。（当時と状況が変わっていないのは竹村新道くらい？）
南アルプス
大岩山から三ツ頭もまだ載っている
西俣から塩見岳、三伏小屋、高山裏避難小屋、西小石岳
信濃俣河内から仁田岳
山伏〜七ツ峰
八ヶ岳
前三ツ頭へのコース燕岩から、大泉登山道、西井出登山道が載っていた。（ただし、コースタイムは載っていない）
昔はこんなにバリエーション豊かだとは思っていなかった。
あまりにも古いガイド本では紹介されていなかったり、詳しく書いていないこともあり、
この本では色々と情報収集ができるので、今後の山行計画に役立てようと思います。
できれば鉢盛山付近も載っていたら良かったなーと思いました。
インターネットで調べてみたところ、シリーズ�曲嗅椶牢愿譟�上越篇のようです。
奥秩父や群馬県北部が載っていたら面白そうだな〜と思います。
因みに、表紙の写真は西穂高岳からの奥穂高岳で、
背表紙から裏表紙にかけて槍ヶ岳まで写っています。
1975年の本ですね。山岳古書界で、僕はあまり見かけない本ですね。75年頃ならば、今は廃れた道がたくさんありました。古すぎない歴史（中古の歴史）というのも面白く、山歩きの楽しみに厚みをくれますね。山岳文化は時間の積み重ねですから。地形図を見て斬新なルートを思いついてみたら、40年前までは登山ルートだった、ってこともありますね。
1975年の本であっています！
山と高原地図の他は、もっぱらアルペンガイドばかり参考にしていました。
今回購入した本のおかげで視野が広がったような気がします。
因みにアルペンガイドは幾つかのバージョンがあるようで、
手元にあるものでは、表紙のタイトルが赤字で書かれているバージョンのものが一番好きです。
廃れた道は、道標や踏み跡が少なく、冒険心がくすぐられて面白いです。
当然とのことながら、リスクが増える可能性が高まるので、それほどうやって減らしていくかを考えるのも楽しみの一つになっているような気がします。
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