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ルートがあることを知ったので、紹介しようと思います。
山梨県の市町村（南アルプス市、富士川町、早川町、身延町、南部町）が
連携して縦走路を整備しているようです。
最北端が鳳凰三山の南側にある夜叉神峠で、最南端は山梨県の南端です。
このルートは日本百名山あるわけでもなく、華々しさがあるわけではありませんが、
昔からの峠越えの道や雨乞い等の信仰の山をクローズアップすれば、なかなか面白そうです。（個人的にはドノコヤ峠や湯島道の定期的な整備を行って欲しい…）
また、御坂山地や天子山地の向こう側に富士山を眺められる地点が数多くあり、
南アルプスの白峰三山の好展望地もあるので、展望も申し分ないと思います。
ぜひとも、ヤマレコユーザーの皆さんにも歩いてもらい、メジャーなルートになったら良いなと思っています。
◆南部に当たる安倍山稜はほぼ登山道が整備されています。
整備の行き届いていないポイントしては、田代峠〜高ドッキョウの間でしょう
ただし、踏み跡はしっかりとあり、砂子山と赤岳には山頂標もあります。
静岡県側からであれば、公共交通機関も充実しています。
公共交通機関は、しずてつジャストラインが運行している安倍線が便利です。
水場、十枚峠・高ドッキョウの途中にある樽峠にあります。
未確認ですが、安倍峠や田代峠にも水場があるようです。
◆北部の巨摩山地は、安倍山稜と比較するとほとんど登山道がありません。
夜叉神峠から高谷山は道標があり一般登山道ですが、次第に踏み跡が薄くなっていきます。
しかし、徐々に整備の手が入ってきているようで、随所にピンクのテープが付けられています。
櫛形山〜源氏山は山頂近くまで車道が来ているので、一般登山道です。
源氏山から十谷峠はつい先日、道標も設置されたため、一般登山道と考えても良いと思います。
北部の中では珍しく、十谷峠から富士見山までは以前から一般登山道として整備されているようです。
踏み跡は明瞭で、道標も随所にあります。
富士見山から七面山登山口はまだ整備が始まっていないようで、
時折、目印のテープがありますが、まだまだ地図読みが必要なエリアだと思います。
公共交通機関でのアクセスはあまり良くありません。
夜叉神峠〜櫛形山付近は、広河原行きの山梨交通バスを利用すると良いと思います。
櫛形山〜富士見山付近は富士川町や身延町のバスが利用できます。
ただし、下記の通り利便性が悪いのが残念です。
�‥監傘悗�らの接続がない��現在は運行日が平日のみ
七面山付近は早川町乗合バスを利用できます。
便数が少ないものの、毎日運行しているので、比較的便利だと思います。
◆まとめ
現在、南アルプスフロントトレイルはルート整備中ですが、
縦走コースで周回せずに歩けるように公共交通機関を整備して欲しいところです。
例えば、身延線の鰍沢口駅から櫛形山登山口までの乗合タクシーの運行
櫛形山であれば、一般登山者も多いので、ある程度は採算がとれるのではないでしょうか？
奥秩父の大弛峠行きの乗合タクシー同様に、予約必須というのも良いかもしれません。
源氏山や十谷峠付近へのアクセスには、
富士川町が運営している十谷温泉行きの路線バスがあるので、休日の運行を行ってほしいものです。
また、バスの路線は鰍沢口駅もしくは、隣町ですが市川三郷町の甲斐岩間駅を経由すれば
温泉利用客を含めて乗客数が増えるのではないでしょうか？
富士見山へは身延町営バスがありますが、あまりにも利便性が悪く、
富士見山の知名度の低さを考えると登山者で乗客数を増やすのは厳しいと思われます。
富士見山は十谷温泉からスタートし、富士見山へ登ったあとは塩之上集落方面へ下っていき
下山口は早川町役場として、早川町乗合バスで帰るのが良いと思います。
リンク集
◆山梨交通バス 広河原行き
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/my-car_bus_taxi.html
※ただし、冬季期間は運行していません。
◆富士川町 鰍沢地区 定時定路線バス
http://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/life/kotsu/teiji.html
◆身延町 町営バス 中富南線
http://minobubus.blog119.fc2.com/blog-entry-33.html
◆早川町乗合バス
http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/taffic.html
◆南アルプスフロントトレイルのコース紹介
http://www.npofujikawa.net/sank/satrail.html
私の山行履歴（南アルプスフロントトレイル関連区間）
�〔觝疑斉宗繕�形山（芦安へ下山）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-751139.html
��源氏山〜櫛形山（十谷温泉から入山）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-463749.html
�８算畛撹婉瓠曾獣�峠〜富士見山（七面山登山口へ下山）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-761421.html
�だ頂�山〜七面山（太平洋からスタート）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-363417.html
�ナ深�ノ段〜高ドッキョウ〜青笹山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-740392.html
�Υ咼�岳〜平治ノ段
未踏区間
いつも巨摩山地のロング縦走記を楽しみに読んでいます。この山域は私も甲府に来てから気づいた知られざる地味山脈として愛しています。
赤石山脈を横っ腹から眺める、たまに現れる絶景ポイントが良いですね。東西の集落を結ぶ古の峠や、以前手入れされた樹林も、古い石垣や炭焼き窯跡も見かけます。
地元市町村が連携して整備の計画なのですか。櫛形山付近は前市長（南プス市）がかなりやる気で立派な道路や展望台など整備したようですが、ちょっと整備しすぎかなという気がしました。
交通機関はすごくイマイチですよね。でも私はあのイマイチな交通機関のおかげで、遠い鉄道駅から山麓の集落を歩いて農民に挨拶なんかしながら過疎の集落を通って入下山するのが大変お気に入りになってしまいました。まあその分時間を取らなきゃいけませんが。かろうじて走るコミュニティバスを調べて計画を練るのも楽しいですね。
どうせ登山者はお金にはならないんだから、あまり経済的効果を当てにしないスタンスで頼みたいところです。
整備するなら舗装道路や過剰な標識はいらないけれど、山頂周辺の木は思い切ってバッサリ切っても良いと私は思います。60年前などの古い記録を見ると、七面山も、櫛形山も、山頂から富士や白根が見えたと記述があります。この標高の山は古くから人と親しんできた歴史があり、無垢の自然というわけでもないのだから。山頂くらい見晴らし良くてもいいじゃないかと思います。
今後も野心的な記録楽しみにしています。
yoneyamaさん
応援ありがとうございます！そして、こんばんは
言われてみれば櫛形山は整備し過ぎかもしれないですね。
伊奈ヶ湖あたりから入山するくらいがいいのかもしれないです！
麓の住民とコミュニケーションを取るのも楽しいです〜
田舎のバスはほとんど乗客がいないので、運転手に地元の昔話を聞くもの楽しいです。
展望についても私も同意見です！
あの七面山も鬱蒼とした林の中に、全方位盤があるのが不思議でしたが
昔は大展望の山だったのですね！今でも敬慎院が整備することは容易いような気がしますが、今のところ伐採するというような話は聞かないですね
再び材木需要が増えてくれれば、植林の山くらいは多少なりともハゲ山でもいいのかな？と思います。
巨摩山地の主稜線は歩き通すことができましたが、
北部の鳳凰三山の東側の支尾根も歩いてみたいと思っています。
Gipfelさん、こんばんは。はじめまして。
年末年始に全部通して歩いてきました。
Gipfelさんのレコも参考にさせていただきました。
御蔭さまで、とても楽しく充実した山行にすることができました。ありがとうございました。
とりあえずお礼まで
shigetoshiさん はじめまして！
山行記録を拝見しました。
芦安から太平洋まで3日で到達されたんですね
私はチンタラと何回かに分けて歩きました。
富士見山から早川町役場付近まで標高を落とし、七面山までの登り返しは
かなりアップダウンがあるので大変ですよねー
櫛形山はすっかり雪の中かと思いきや、暖冬の影響か全然雪がないんですね
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