かんじき

転勤の挨拶に行ったら、”餞別代わりだ。これを持って行け”と、熊撃ち猟師さんから戴いたもの。軽くて機動性があり重宝している。
材はマユミかツリバナ。ゴムチューブとフィーダー線を使っており、雪ダマが着かず団子にならない。
真似て自作したいが、楔の切り込みが難しく実現に至っていない。
この猟師さんから、熊（ツキノワグマ）の習性や雪の森の歩き方を教わった。”お前が歩いたら、熊の方から避けていくさ”と、笑いながらよく言われた。そのせいかどうか、源流域でのイワナ釣りで、気配は何度も感じたり、今したばかりの糞も見たが、未だ熊に出会ったことがない。ま、出会わないことに超したことはないが。

今冬は積雪量が多くなりそうなので、森歩きの回数が増えそうだ。
雪遊びではストックは使っているが、それ以外の野山歩きでは使わない。
うるさくてしょうがない熊除け鈴も使わない（怖ければ、熊の領域に踏み込まなければいいだけの事）
山で遊ばせてもらっているお礼を込めて、熊（山の神）への入山挨拶には、柏手を打つようにしている。