![]() |
![]() |
![]() |
年末の大掃除をしなきゃ!‥と思いつつあまり掃除に積極的では無い冬休みを過ごしてます。。。
それでも何となく戸棚を整理していたところ、凍傷を患った時にお世話になった物が出て来たので、自分の備忘録と、そして万が一ヤマレコユーザーの皆さんが患った際にお役に立てばと思って、今回日記に記しておく事にしました。
顔面凍傷を患ったのは、3シーズン前の冬、快晴だけれども爆風の止まない唐松岳でした。
耐風姿勢で何とか登頂出来たギリギリの爆風だったのですが、常に北から同じ方向に吹き付ける風、また下から風に乗って吹き付ける雪煙に知らぬ間に右頬がやられ、バラクラバを装着する前にすでに赤く頬が腫れていたのに気が付かずに終日過ごして下山しました。
気が付いたのは車に戻ってミラーで自分の顔を見た時です。‥‥そう、凍傷は感覚が麻痺するので実は痛みはなく、自分で見るまで気が付きません(・・;)
幸いにも、知り合いに医師がたくさんいるので、その日のうちに連絡の取れる医師全員に色々と聴きまくって対処法やお勧めの病院などを教えてもらって治療を開始出来ました。
その時に教えてもらった事。
●まず黒くなった患部は乾燥させてはいけない!
●乾燥させないために、ワセリンなどを塗って患部を保護(滅菌ガーゼなどで覆うなど)しておく。医療機関にかかる前にも、すぐにでもそれを実施するように自己対処を勧められました。
●毎朝、毎晩、ぬるま湯でしっかりとワセリンを洗い流して優しく洗顔、またすぐに新しいワセリンを塗って新しいガーゼに変えて保護する。
●医療機関で適切な指示のもと出された薬を塗って保護し続けます。1ヶ月経つ頃には黒くなった皮膚の皮が剥がれてきます。
●黒くなった皮膚が剥がれて来た後から、徐々に新しい薄い皮膚ができて来ますが、ここで油断は大敵。新しい皮膚に紫外線を当てないように保護し続けないと、凍傷の部分が丸ごとシミになります。少なくとも半年〜1年は紫外線から保護する必要あり。
●新しい皮膚が出来ても、同じ箇所を再び冷やさない、凍傷にしないのは最も大切。→つまりしばらくはスキーも冬山も禁止😭
●シミ防止にはビタミン剤等も医療機関で処方してもらって飲み続ける。
●凍傷罹患直後は、救急で診てもらえる総合病院の形成外科へ行きました。新しい皮膚が出来てからのフォローとしては、近所の形成外科クリニックで主にビダミン剤等を処方してもらうために半年以上通院しました。
●顔面凍傷は毛細血管が少ないので、時間がかかっても血流がある事から比較的治りやすい。一方で指などは末梢血管でどん詰まり(大きな血管が流れてない)ために、凍傷の度合いによっては回復が難しく切断に至るとの事でした。
シミ防止のために新しい皮膚を紫外線から守る、しかも1年間も、、、という点が非常に悩ましいところでした。諦めてシミになってもいーや、、、と割り切れないほどの広範囲の凍傷だったし、一応女子だし‥😅 1年も顔面にガーゼ貼り続けて仕事する訳にも行かないし、、、と最も困った点だったのですが、そんな時に親しくしている女医さんから教えてもらったのが、この患部を守るUVカット出来るシートでした(写真左)。
このシート、ものすごい薄い透明な物で、例えると濡れたオブラートみたいな感じというか、本当に人工的な皮膚のような薄さです。両面テープのようになっていて、患部の形に合わせてハサミでカットしてから、まずは片方の紙を剥いで患部にペタッと貼ることが出来ます。その後、もう片方の紙を剥げば、もう皮膚と一体化した薄い透明のシートが患部に貼られた状態になるのです。
そしてすごいのは、このシートの上からお化粧も可能という点です!もちろん、透明シートがよれてしまって、ほんの僅かに化粧ノリが怪しい感じになるのですが、近づいてよく見ないと分からないほどの仕上がりだし、シミが残らないための期間限定と考えれば、そんな化粧ノリの贅沢は言ってられません😅
その優れものUVシートのおかげで、無事に1年間紫外線から患部を守って日常生活を送る事が出来たので、今となっては大きなシミも残らず、完全に完治することが出来ました(^^)!
ちなみにこのシートは手術痕などがケロイドにならないようにと医療機関などでも使用される事があると伺っています。
丸ごと使用していないUVシートが出てきて、もう要らないかな、、、と思いつつ、ドジな私は同じ失敗を繰り返すかも知れないので(^^;;、一応取っておこうと、また一つ断捨離の進まない年末年始なのでした。
追伸:『afterの写真がないから心配になる!』と指摘されたので😅、先週のスキー中の写真を頬の部分だけ拡大して載せますね♪ (写真右)
わぁー!貴重で素晴らしい情報ありがとうございます!
そして今ではすっかり綺麗に治って良かったですね!!
あのー質問なんですが(^-^;病院に受診する前の段階でもワセリンなどを塗っておくの所、ワセリンが無かったら手持ちの乳液とかクリームを塗っておいてもいいのでしょうか?
popieさんこんにちは〜(^^)
ワセリンが無かったら何もしないよりは良いんでしょうけど、乳液とかだと添加物が多いですよね💦それがあまり良くないかもです。
添加物がないとしたら、ベビーオイルが1番マシなのかなと思います!私はドラッグストアにダッシュしてワセリンを買いに行った記憶があります😅
あと、治療の時は確かステロイド軟膏も一緒に処方されたので、もし余ってるステロイド軟膏が有ればそれが良いのかも知れないです!
こんな知識は使わないに越したことは無いんですが、雪山やる限りは可能性あるので今後も気をつけないとですね〜😓
こんにちは!
勉強になりましたφ(・_・”)メモメモ
ありがとうございました。
Basscla_aikoさん、コメントありがとうございました〜(^^) 人生何事も経験ですねぇ😅
え? 3シーズン前って、全然最近じゃないですか!
去年(あ、まだ今年か)、本物のハルさんにお会いしましたが、肌のきれいな(顔も美しい)方だなと思いましたよ。そのときはまだ2年しか経ってなかったわけだ。
良きアドバイスに恵まれ、懸命の治療の甲斐がありましたね。
まぁ、私は冬の爆風下だと、すぐ心折れて撤退すると思うので、このテープのお世話になることはないと思いますが。
あ、そうだ! ほうれい線を隠したりする活用法もあるかもな(爆)、検討してみます!
tsukaさん、ほうれい線を隠せるならば、日記にあげずに1人でほくそ笑んで使いまくってますよー(*≧∀≦*) 残念ながらその作用は無さそうです。でもやった事ないからやってみようかなぁ。意外な効果が得られたりして♪
スキー場でも結構な風が吹く時ありますけど、やっぱりその場にじっとしていないで色んな方向を向いてる滑ったりリフトに乗ったりしてるから凍傷までにはなりにくいんでしょうねー。これ以来、風は私の鬼門だと思ってます😓 もしこのテープがお必要になった時には声かけてくださいね〜(^^)
痛々しぃ〜〜〜〜〜
↑コメのツカさん同様お会いした時の
お美しいお肌からは想像もつきません
女性のお顔にこのような痕跡が残らなくて本当に何よりでした
唐松岳は↑コメのツカさんと初めてコラボした思い出深い山です
3月下旬の登山で厳しさを感じることもなく楽しんできました
※二人のほかには女性三名の五人組でした
時期が違うと山の脅威があるのにも改めて気づかされました
尚、2015年3月のレコは超大作レコです
ヤマレコに「コメディー大賞部門」があれば上位を狙えるのではと自負してます
凍傷は心配ありませんが「笑いジワ」の危険性はあります
もし年末年始にお暇があれば覗いてみて下さい(再放送の番宣です
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-604315.html
BOKUさん、こんばんは!
再放送番宣、ご飯食べ終わったら絶対に読みます!(ただ今豚の角煮を煮ている途中〜)
笑い皺はホント笑い事じゃなくなって来ました😅 もぉ、シミだけじゃない様々なものが気になって、基礎化粧品のお値段が年齢と共に上がって来てるのが昨今の悩みですわ〜😓
凍傷以来実は唐松岳に登ってないので、今年は久々に行ってみようかなと思ってます♪ ご一緒に爆風の唐松岳、いかがですか?😁
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する