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今の文珠堂は昭和40年大山環状道路開通に伴い、江府町によって建立されたもので、それまであった古い文珠堂は、明治の初め大河原の人々によって建てられたと云われ（確認はされていない）、それは道の東側にあったが環状道路の工事のため
破損したもので、当時道の反対側にはちょっとした広場があり大山参りの人や牛馬の休息の場所として利用されていた。
堂には文珠菩薩がお祀りしてあり、昔 文珠仙人がここに居をかまえ、ニノ沢（通称 子舞の河原）にみなし児を集め、河原の砂上で子供とたわむれ踊り遊んだと伝えられ、二ノ沢付近の樹海を子舞の河原と呼ばれていた。文珠菩薩は知恵の仏といわれ、また女性に御利益のある仏ともいわれていた。大山の女人禁制の記録の正確なものはないが（江戸時代末 安政の頃に作られたといわれる略絵図のなかに「十一月廿四日ヨリ二月十五日マテハ女人の参詣堅きんせい也」と書かれている。）当時ここに女人のための遥拝所があり、ここまで来て大山を拝んで帰る女性も多かったという。
【遥拝所】 鳥居ヶ乢 溝口警察署付近 淀江漁港付近（元禄旅日記？に記載あり） 大山みち 淀江公民館刊に詳細あり）
まだ江府町大河原が大山寺領であったころ大河原からの年貢米は旧暦六月十七日に大山寺に負い上げ、・・・・・
なお三ノ沢の河川は大河原付近で自然になくなり、新たに大河原を源とした「小江尾川が江尾で日野川に合流している。
「大山悠々」 松下順一著 から か忘れたが・・・
文珠堂したにあった小屋泊の際、深酒がすぎてノドが乾き、夜中にそのあたりの水を飲んで寝た。翌朝 目が覚めてみたら、そこにはカエルのたまごが・・・・・
笛吹山 標高９９７ｍ
南壁の眺望が素晴らしい。
ニノ沢の万年雪を確認できる。
往復 一時間あまり
【乢と峠】
乢（たわ）である。古語でないかと思われる。
安来市の旧伯太町には峠之内（たわのうち）の集落あり
蒜山を中心とする地域（半径10キロ程度）に５カ所ほどあったと思う。
地理院地図で探すのも面白い。下記は地理院地図
http://maps.gsi.go.jp/#12/35.288927/133.574181/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
【岬 崎 埼 碕】
いずれも「みさき」を意味するが地形等で使いわけられている。
碕：石や岩があるみさき。
【文珠と文殊】
「殊」「珠」の漢字だけで意味を言えば，
「殊」は「殺す，絶つ，異なる，とりわけ」
「珠」は「真珠，丸い粒状のもの，美しいもの」
といった意味があります。
とはいえ，そもそも「文じゅ」語源となっている
「文じゅ菩薩（＝釈迦の左側に座り，知恵を司る菩薩）」
っていうのも，
サンスクリット語の音にあわせて漢字を当てはめたものだから，
あまり漢字の意味は深く考えなくてもよいのかな？
ネットで「文珠 文殊」と検索すると，
「文殊」が多いですね。とくに仏教関係では「文殊」と
使われることが多いようです。
「文珠」の用例もありましたが，寺にあやかって
名付けた民宿の名前などが多く見られたように思います。
（知恵袋）
文珠越付近の分岐点の新しい標柱「文殊越」とあり
どっちだいな
写真 三ノ沢の文珠堂
笛吹山から
大山憂撮会ケルン
【大山憂撮会のケルン】
三ノ沢大堰堤から2〜300ｍ程右斜めに上るとケルンがある。
大山憂撮会Ｔ氏が建立 「祈安全登山」「大智明権現」と
その後、山の仲間が悼んで碑版をとりつけた。
地理院地図
http://maps.gsi.go.jp/#17/35.365024/133.546532/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
参考 山行記録 三ノ沢〜ニノ沢〜一の沢
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1136010.html
