酉谷山のビバーク地点でサンダルを探す（2024/1/14）

2023年の初秋のyamapの記録だったと思う。
酉谷山に向かう秩父側の斜面でビバークした方の画像の中にサンダルが写っているものがあった。
酉谷山避難小屋のサンダルを持ち出してビバーク泊中に使い、そのまま放置したものと思われる。大きな樹の下に置かれていたようだった。
その記録の方も不思議に思っていたようだ。

そこで2024年1月14日、本当は疲れていて行きたくはなかったのだけれど重い腰を上げ、東大演習林の偏狭さ狭量さによって封鎖された酉谷山避難小屋への最短距離だったコースの次に短時間で登れる営林署小屋〜赤岩の頭〜酉谷山避難小屋のコースを選択し、サンダル探しに行った。結果、サンダル探しは徒労に終わった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6378114.html

「これから雲取山に行くから」「水を失敬」と避難小屋の善意の水をかすめ盗るというような思慮分別のない者がこの世に存在（この世の10人に一人はあれと言われているように）しないわけではないので、小屋のサンダルを持ち出してテント泊の際に使ってそのまま放置するぐらいのことは普通にあることだとぐらいに考えなくてはならない。

ある方がサーマレストを酉谷山界隈で落とし、拾った方が小屋に置いておき、落とした方が小屋で使ってほしいと奉納したサーマレストのマットレス「Zライト」は、あえなく持ち去られた。ある一時期、酉谷山避難小屋のトイレにあったトイレバイオ消臭の箱がはっきり分かるほど減った。お隣の小屋になかったはずのトイレバイオ消臭が鎮座していたりする時期も続いた。

酉谷山避難小屋にサンダルを持って行こうと用意したが、とりあえず5足あるのでやめることにした。奥多摩界隈の登山を巡る話題も世知辛いものになってしまった。