恐るべしっ！ 「お賽銭」

先日の初詣に関する日記では日本の若者を憂うようなことを書きました。しかし若ジイの自分も習慣や作法の本質的な意味については、まだまだ知らないことも多いのです。そこで、今日は自戒を込めて…。

最近まで私は、「お賽銭」は神仏へのお願いのための寄付(代金)と思っていました。しかし、それは誤りであることを数年前に知りました。

お賽銭の「賽」という字には、「神仏へのお礼参り」、すなわち神仏から受けた恩恵に対して、お金や物でお礼をするという意味があるそうです。古くはお金ではなく、お米や布などお礼の供物を納めていたそうですが…。さらに、お賽銭を入れることで穢れをはらい身を清めるという意味もあったようです。

そして、神社でのお賽銭は、神様に日頃の感謝の気持ちを伝えるために納める物、一方でお寺でのお賽銭は、自分の欲を捨てる修行の意味を持ち、いわゆるお布施だそうです。

ところで、そのお賽銭、最近では何と「キャッシュレス 」で納めることもできる寺社もあるようです。すなわち、賽銭箱の近くに掲出されたQRコードをスマホで読み取り、自分の希望額をお賽銭として決済する仕組みです。現金を持ち歩かない若者や外国人観光客が対象とのことですが、まあ、凄い時代になったものですね 。

「お賽銭」そして「キャッシュレス決済」恐るべしっ！

コメント

POYON あきら

こんにちは！
先般も近々行われるイベント会場下見に
とある神社に行ってきましたが、お賽銭用のＱＲコードが
賽銭箱の上に貼られていてビックリ！

お寺と神社はその生まれから様々な部分が異なっていますね。
おみくじも、お寺は中国伝来なので「漢詩」で書かれ
神社は「和歌」である、、等々。
変わって欲しくない部分もありますが…時代でしょうかね。

山ボーイ

POYON_AKIRAさん、コメントありがとうございます！

おー！　やはりありましたか、キャッシュレス神社。驚きますよねっ。
おみくじの件、言われてみれば確かにそうですね。勉強になりました。