「ある町の高い煙突」新田次郎

先日、書店へ出掛けたときに目に留まり購入した本です。
舞台は明治大正期の日立大煙突について描かれていました。
（私のヤマレコ　日立アルプス「https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1251123.html」）
この場所は、最近はやりのパワースポットでは「御岩神社」、企業なら「日立」のお膝元で有名な地区です。
阿武隈山系最南端、そして太平洋に面しているため、風神山などからは関東平野、海、そして山々が見渡すことが出来ます。

この豊かな自然に育まれた企業城下町に、このような話があることは知りませんでした。

かたや一方で、お隣の栃木に「足尾銅山」がありますが、鉱毒がもたらす影響は１００年下った現在でも続いており、一度破壊された自然を元に戻す難しさは、直接現地の山々へ登っている我々としては痛感しているところです。（足尾中倉山「https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1129057.html」）

とても考えさせられる一冊でした。

皆さんもお時間があれば、是非読まれてください。