登山はどうなのだろう、三密を回避すればよいのでは、散歩の延長ではとの議論もあるのかもしれませんが、ほとんどの方が自粛モードに入られているのではないかと思います。驚いたのは主要な山小屋の休業。八ヶ岳の、北アルプスの、南アルプスの、あの賑やかさはいつ戻ってくるのでしょうか🤔
私の今の職場は都庁ですが、毎日、非常に多くの情報が行き交い、とても緊迫しています。
山だけではなく、多くの方の日常生活が一変しました。いままで人類を滅亡させたパンデミックはない、これを信じて、耐えるしかありません😅
感染拡大を防ぐためにする今すべきこと、それは、「STAY HOME」、これに尽きます👍
山ヤにとって「家にいなさい」とはかなり辛いことだと思います。特に雨でもない、快晴の週末は…
しかし、この時に何をするかで、山の経験値を下げたりも上げたりもできると前向きに考えることもできます。山に登るには、一般的に、体力、技術、知識、精神力なとが必要とされています。これらの能力を上げるか、下げるか、実は洗い出してみると、できることはたくさんあります🤔
まずは、基礎体力❗️これはなんとか維持したい。ランニング、ウォーキング(幸いにも、健康維持のための散歩等は許されている)、あるいは家での筋トレ。山はとにかくも歩ければ、なんとかなります。
次は、技術❗️実はこれは能力向上のチャンス。アイゼン 歩行、ピッケルの正しい使い方、雪上確保、ツェルトの貼り方、セルフレスキュー、ロープワークなど、あらためて見直してみるチャンスです。家の中でも実演して、試すことができるはずです。コロナの脅威がない平時は登ることばかりに夢中で、技術の見直しなど、十分にできてないはずですから💧
山の知識も鍛えることができる‼️
山に登る前に知らなければならないことがたくさんあるはずです。しかし、平時は登ることばかりに夢中で、知識の吸収を疎かしていないでしょうか。天気はどうでしょうか。天気図の見方、季節の天気傾向、観天望気、過去の気象遭難例、猪熊さんの本、DVDでも見てみよう。
読図はどうでしょうか。GPSばかりに頼って読図能力が低下していないでしょうか。山岳ナビゲーション大全で読図の知識の確認をしてみよう。
家で料理をたくさんして、やまごはんのスキルがあげられるかも。さらに、高山植物について知れば、山の世界がさらに広がるかもしれない。
精神力も鍛えられる‼️
たまに山には行かないで、イメージトレーニングをしてみよう。スポーツの世界では、本番前のイメージトレーニングは常識です。
また、登山と精神性にも深い関係があります。山のパイオニア達、アルピニストは、どのような風景を見て、どのような想いで山に登ったのか。山と精神の世界に浸るのもよいかもしれません。ウォルターウェストン「日本アルプス 登山と探検」、田部重治「日本アルプスと秩父巡礼」、武田久吉「尾瀬と鬼怒沼」、加藤文太郎「単独行」、冠松次郎「黒部渓谷」、長谷川恒男「北壁に舞う」などなど、パイオニア達の精神世界に触れてみるのもよいかもしれません。
洗い出してみると、まだまだ、たくさんある、山に登ること以外の山の世界🤔
いつになるのかわかりませんが、山再開の日に向けて、入念の準備をしておきたいです🙂
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