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ついでにだが五頭連山の山名等について他にも気になることが有る。それは金鉢山と矢田柄(やたがらやま)の呼称である。私は金鉢山は「かなばちやま」と呼んでいる。地理院の地図には三角点(標高888)が有り金鉢山と記載されている。これを北峰とすると南峰(山名記載なし)もある。
南峰の方が、わずかだが標高は高い。山容は北峰はなだらかで南峰は尖峰である。北は平べったい臼状、南は丸みを帯びた尖り状だが、どちらも鉢をイメージできるので北峰・南峰を一緒にして金鉢山。又は、金鉢山南峰または金鉢山北峰と分けた方がいいかもしれません。昨今の政治状況を勘案すれば、同じ金鉢山でも、きちんと個別に南峰・北峰と分けて表現しなければならないと思う。同じ山でも“山格”は別ですからね。
山格はともかく「金鉢」を何と読む。「カナハチ」か「カナバチ」それとも「カネハチ」か「カネバチ」か。私は「カナバチ」と読む。なぜならCanon wordtankでは「かなばち」だから(-_-;) ちなみに、秋葉山公園の展望用パノラマ写真の金鉢山には「かねぱちやま」とルビが振ってあります。
五頭山の端山、宝殊山の頂上から西に下ると「矢田柄」と書かれた標識があり、ひらがなで「やたがらやま」とルビが有る。私は、これは八咫烏山(やたがらすやま)じゃないかなあと思っている。何かの折にCanon wordtankに「やたがら」と入力したら「やたが」と入力したところで「やたがらす【八咫烏】」と出力された。
八咫烏(やたがらす)は、神武天皇が東征で道に迷って天上から派遣され、道案内したという神話の世界に出てくる烏である。宝殊山の山頂には石祠が有り神様が祀られているのだと考えられる。その道案内としての役割を八咫烏が担っていたのではないかと考えられるのだ。だから矢田柄ではなく八咫烏山なのではないか、と思うのである。
科学的な根拠はありません。
写真左:天へと続くかのような尾根
写真中:阿賀野川を挟んで鳴沢峰(菅名岳)
写真右:光る宝殊の玉
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