今年の夏の高校野球中止が決定した様子。
個人的には高校野球には何の思い入れも興味もないのだが、この野球に熱を入れてきた高校生たちの夢を奪う「非科学的、非論理的な過剰自粛」にはあきれるばかりだ。
現在の全国のCOVID-19の新規感染確認者は、
直近2週間、一日当たり平均で35人
直近1週間、一日当たり平均で28人
一方、毎年減少している結核の平成30年（最新データ）での全国新規感染確認者は、一日当たり43人。
今回のCOVID-19（新型コロナ感染症）が起こる前（今年1月以前）に、
「毎日43人の新規感染者が出ているから結核にかかるのが怖い」と、
結核に感染しないように用心しながら（マスク、手洗い、人混み回避など）生活していたかどうか？
を自問してみることをお勧めしたい。
尚、COVID-19（新型コロナ感染症）も結核も、感染症としては法的に同じ第2類のカテゴリー。
感染が確認されれば強制的に隔離される感染症。
また、結核はH30時点でも、一日当たり平均で6人の死亡者を出している。
「結核は、毎年まったく気にせず生活していたのは問題ないし、そんなリスク考えて甲子園をやる必要はない。」が、
「新型コロナはリスクを完全に排除できないから自粛を続けねばならない。甲子園をクライマックスとした夏の高校野球は中止が妥当。」
という思考は、完全に非科学的非論理的である。
このような非科学的非論理的同調圧力は、太平洋戦争時の空気感に近いのではないだろうか。
そろそろわが国でも、こういった風潮を嫌悪する世論が優勢にならないと、いつか来た道を踏襲しかねないのではないか？
と、考えさせられるニュースであった。
こんにちは。
詳しいことは分かりませんが、この半年で全世界で何十万人も死者が出ているようですので、直感的に結核と同じ程度に危険(安全?)というのは何か勘違いがあるのではと思いました。
日本ではとくに結核に対してはBCGとかで強制的に抗体が作られているようですし、治療法も確立していると思っていました。
tatsuca さん、はじめまして。
現時点で、世界のCOVID-19死亡者数は約36万人。[1]
流行は1月から始まっているが、現在までの流行期間を短く4か月としても、
COVID-19パンデミック時の世界死亡者数は、108万人/年。 ・・・ ��
一方、結核は最流行期でなく、感染が減っている2016年データですら、世界死亡者数は170万人/年。[2] ・・・ ��
��<�◆，箸いΔ里�現実です。
また、日本での現在の結核感染については、
平成30年の結核による死亡数は2,204人(概数)/年で、死亡率（人口10万対）は1.8。[3] ・・・ ��
当然、ストレプトマイシンが出る前の最流行期など、桁違いな数字だったことでしょう。
一方、現在までの日本でのCOVID-19死亡者は、863人。[4] ・・・ ��
この4か月と同じペースで死亡者が出ると仮定しても、年間のCOVID-19死亡者は、863×3=2589人/年 ・・・ ��
現時点では「新規感染者数が対10万人当たり0.5人以下」という基準で緊急事態宣言が解かれているのですから、当然、感染確定〜死亡までの約1か月のディレイをおいた今後の死亡者は、対10万人当たり0.5人以下（�Α砲箸覆辰討い�のが明らかです。
現時点では、��<�ァ吻�≒�ァ砲任垢�、
少し後には、��>>�Δ砲覆襪海箸呂曚箸鵑百岼磴い△蠅泙擦鵝�
というわけで、「市中での結核感染を恐れないで生活していた人がCOVID-19を過剰に恐れるのは理屈に合わない。」という結論が導き出されます。
ちなみに、結核にはワクチン（BCG）、治療薬（リファンピシンなど）があってもこの数字なのです。「ワクチンや治療薬があるからCOVID-19より安心」ということにはならないのがお判りでしょうか？
[1] Johns Hopkins Univ. CORONAVIRUS RESOURCE CENTER https://coronavirus.jhu.edu/
[2] 厚労省検疫所 https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2017/12211119.html
[3] 厚労省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000175095_00002.html
[4] 新型コロナウイルス対策ダッシュボード https://www.stopcovid19.jp/
[5] 厚労省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000175095_00002.html
詳細な情報ありがとうございます。
いただいた情報でも、170万人について
『2016年には1,040万人が結核に罹患し、170万人が結核で死亡しました（HIV感染者40万人を含む）。結核による死亡の95%以上は低所得国と中所得国で発生しています。』とのことです。
日本含む高所得所得国では5%以下8.5万人以下(HIVの日和見感染含む)のようなので、比較の対象が少し違うようにも思えます。(COVID-19ではすでに米国だけでも10万人を突破していますし。)
日本でのCOVID-19のが対応について、結核のへの対策が不十分な国々での数字と比較するのには違和感があります。
「ワクチンや治療薬があるからCOVID-19より安心」も同様です。
結論としては、日本ではなく『(結核のへの対策が不十分な国々での)市中での結核感染を恐れないで生活していた人が(日本のように)COVID-19を過剰に恐れるのは理屈に合わない。』ではないでしょうか。
反論の趣旨が不明です。
tatsuca さんによる最初のコメントに対し、私は、
１） 世界における結核とCOVID-19の死亡者数の比較
２） 日本における結核とCOVID-19の死亡者数の比較
を各々示しました。
「世界の低所得国と日本の結核の死亡者数の比較」など、論じておりません。
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