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今や登山においては、ダブルストックを活用する登山者が大半を占めています。私は、この事象については何ら疑問に思いませんし、否定もしません。むしろ、その有効性を考えれば、ストックは非常に優れた登山用具であり、いずれ私もダブルストックを自分の山歩きに導入したいと思っています。
さて、私がここで問題にしたいのは、この道具（ストック）の使い方です。いくつか気づいたことを挙げてみます。
いつかこんな事がありました。奥多摩・日の出山から金比羅尾根を下山している時の事です。わりと広い登山道をゆっくり歩いていると、前からもの凄い形相で登って来る登山者がいました。その人は、ダブルストックを翼のように広げ、飛ぶように歩いていました。私は、通常なら楽にすれ違えるところを、思わず端に避けました。
その人は、何も言わずに私の横を通り過ぎて行きました。私は、「たぶんあの人は自分の事で精一杯なんだろう。でも、決してカッコいいとは言えないよな〜。」と思いました。
ダブルストックの使い方は、人それぞれ違うかもしれませんが、私が思うに、女子マラソンの高橋尚子選手のように両脇を締めた方が良いのではないかと思います。実際、そのように使っている登山者をよく見かけます。そうすれば、よほど狭い登山道でない限り、お互い気持ち良くすれ違うことができると思われますが、いかがでしょうか。
また、人とすれ違う時に、両手に持っていたダブルストックを手早く反対側にまとめる登山者の方がたまにいます。私は、相手を思いやる素晴らしい行為だと思います。もしかすると、これはマナー（常識）なのかもしれません。でも、ほとんどの登山者はそれができていないと思われますが、いかがでしょうか。
最後に、私が一番重要視している事をお話しします。それは、ストックの石突きの部分にプロテクターを付けていない登山者が稀にいる事です。ほとんどの人がプロテクターを付けています。
ストックの石突きにプロテクターを付けないと、尖った金属が剥き出しになります。確かに、その方がストックの威力を十分に引き出せると思います。しかし、万が一その尖った石突きの部分が、他の登山者の足などに突き刺さったらどうなるのでしょうか？危険極まりない事だと思われますが、いかがでしょうか。
今年の６月の初めに、滝子山の山頂で、３人の山ガールさん達が、ピカピカのダブルストックを手に下山を開始しようとしていました。私が、「いいストックをお持ちですね。けっこう高かったんでしょ？」と言うと、３人ともまんざらではなさそうに、「そんなことないですよー。」と言いながら、嬉しそうに歩き始めました。
少し遅れて、私も下山を開始しました。初狩駅へ向かうルートの途中で、先ほどの山ガールさん達に追いつきました。その３人は、ダブルストックを上手に使い、しっかりとした足取りで下山道を歩いていました。
私は３人の後ろを歩きながら、いずれ自分もダブルストックのお世話になる時が来るだろうな〜と思いました。
その時は、もちろん次の三点を守ることを約束します。
�．好肇奪�の石突きの部分にプロテクターを付けること。
�⊃佑箸垢谿磴�時は、ダブルストックを反対側にまとめること。
��なるべく両脇を締めてストックを持つこと。
私は登山において、ダブルストックの活用は、たいへん有効な手段であると思っています。
非常に長くなりましたが、ダブルストックについて、私がずっと考えていたことを述べさせていただきました。
それではまた😊
御礼
今回の私の拙日記に対して、たくさんの拍手とコメントを寄せて戴きましたことを、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
私の未熟さの故、十分なご返事ができなかったことを、たいへん申し訳なく思っております。さぞかし不快に思われた方もしらっしゃるでしょう。次回からは、もっと深く調べたり、勉強したりした上で、今回のような日記を書こうと思います。
私は、一日や二日でポンと思いついたことを日記に書いたのではなく、何年もかけて何回も何回も山（主に低山）に足を運び、たくさんの登山道を歩いてきた上で、日記に書いたような考えに至ったということを最後に申し添えさせて戴きます。
fgackty
fgacktyさん、こんばんは。
自分も最初はストックを使わずに山歩きをしていましたが、一度使ってみると、その便利さにしばらくは登りでも下りでも毎回使っていました。
特に下りでは、明らかに足への負担を減らすことができ、その効果に驚いたものです。
最近では少し考え方が変わり、山行距離が10km未満の場合や、登りでは使わないことにしています。
第一にトレーニングのためと、登りで人よりもたくさんの写真を撮る自分としては、撮影の邪魔になるというのが大きな理由です。
自分も気になったことを一つ。
それは、急な岩場でも（ひどい人になると鎖場でも）ストックをしまわない人が偶にいるということです。
面倒くさいのか、岩場でもストックが役に立つと思っているのかわかりませんが、危険なことこの上ないです。
＞�．好肇奪�の石突きの部分にプロテクターを付けること。
雪山では逆に外した方がいいです。バスケットもスノー用に交換した方がいいでしょう。
＞�⊃佑箸垢谿磴�時は、ダブルストックを反対側にまとめること。
自分はそこまでしている人を見たことがありませんが、狭い登山道ではそのように心掛けた方がよいのでしょうね。
＞��なるべく両脇を締めてストックを持つこと。
これは賛成ですね。
あとは、登りでは短めに、下りでは長めに調整すると、より足への負荷を減らすことができますよ。
MonsieurKudoさん、こんばんは。
そうですよね〜。ダブルストックでは、写真撮影しにくいったらないですね。当分使うのやめときます。
そもそも牛歩の私には、ストックなど無用の長物かもしれません。
雪山のことは想定外でした。確かに、凍りついた登山道はよく滑りますからね。
ところで、あまり写りは良くありませんが、写真の山は、景信山から見た北高尾山稜です。アップダウンがたくさんある山稜で、静かな山歩きを楽しむことができます。とてもいい山です。
コメントありがとうございました。
それではまた😊
fgacktyさん、返信ありがとうございます。
ふと気が付いたのですが、fgacktyさんのコメント投稿数がちょうど500ですね！
また高尾山界隈をのんびり歩きたいな〜なんて、たまに思います。
千葉に戻ったら（たぶん来年になるでしょうが・・・。）、真っ先に向かってしまうかも（笑）。
fgackty様、こんばんは＆初めまして。
ご意見、まったくその通りだと思います。今はストック使わない派なのですが、相方がストックは第3第4の足・無いと長距離歩けないほど愛用していまして… 相方が、そして将来自分自身が使うときもそのようにしたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
思うに、山に対しても人に対しても気を配れて、軽く話をしながら進める余裕と配慮が必要ですよね。
一昨日の山行ではストック以外でも、狭い登山道を一心不乱に通せんぼ歩行、山小屋内のドスドス歩き、早朝消灯時間中の準備で大きな音・声、洗面所の床が水浸し等々…一事が万事、登山者以前に人としてのマナーができていないケースも多いように思いました(´･ω･`)
自他共に気持ちよく楽しみながら登山できるようにしたいものですね(^_^)
toshimizu7566さん、
コメントありがとうございます。
私には変なこだわりがあり、今までストックを使わずに山歩きをしていました。
でも最近は考え方が変わってきて、ストックを使ってもいいかなと思うようになりました。
もし使うのであれば、他の登山者に迷惑のかからない使い方を勉強しようと思っています。
それではまた😊
私は以前に、下り時の膝痛で困った時期があったので、膝痛抑止のため下りのストックは必須です。登りは無くてもいいのかな？と思いつつ、上り下りが連続するルートもあるので、常時使用しています。でも最近は片手で木や岩をつかんだりできるので、シングルストックで使用しています。シングルですと、出し入れも楽ですし、ストックをつく位置を考えるのも半分になるので頭が楽です。ダブルよりも環境負荷も半分かも。シングルストックはおすすめです。
zinpyさん、
コメントありがとうございます。
私は今までストックを使わずに山歩きをしていましたが、もし使うのであれば、左右のバランスを考えて断然ダブルストックだなと思っていました。
しかし、ダブルストックを持つと、どう考えても写真撮影をしにくくなります。
その点、シングルストックの方が私には向いているかもしれません。試してみる価値はありそうですね。
それではまた😊
fgacktyさん、こんにちは。
＞ダブルストックを翼のように広げ、飛ぶように歩いていました。
＊そうですね、結構年配の方に多く見受けられますが、気づいていない人や知らない間に徐々に開いてくるのでしょうね。
※私が感じた事を以下に記さして頂きますので、よろしければ参考にして下さい。
� Д好肇奪�の長さですが、初心者の中には昇降とも同じ長さののまま、その様な人もいますが、登りは短く、下りは長めに調整します。また、突く位置ですが、なるべく体のセンタ−近くの線状がよい。
�◆Ъ磴た佑蓮△海譴僕蠅蟆瓩�ないのがよいのでは。
（バランスの感覚が弱くなり、狭い所、「稜線等」ではスム−ズに通過しにくい事も）
paceさん、
コメントありがとうございます。
ストックの長さの調整ついては、本で読んだことがあります。登りでは短く、下りでは長くというのは、とてもよく分かります。
平坦でやさしい登山道を、若い人たちがダブルストックを使って、颯爽と歩いている姿をよく見かけます。こういう時、ストック必要ないんじゃないの？と、私はいつも思ってしまいます。
とても分かりやすいアドバイス、ありがとうございました。
それではまた😊
私は一時期、整形外科の医師の「膝の負担軽減には有効。」という助言もあり、ダブルストックで歩いていましたが、今は、自分には合わないという結論に達し、使用していないです。ストックもアイゼンやピッケルと同じでその使い方に熟練しないと危険だと思います。実際に金邦夫さんは遭難救助の経験からダブルストックは前のめりに転ぶ率が高いので危ないと書いています。ダブルストックの達人の代表は金沢のYASUHIROさんではないでしょうか。赤木沢や北鎌尾根でも見事に使いこなしています。また石付きのプロテクターを付けましょうと公的機関でも書かれていますが私は反対です。あれほど危険なものはありません。金属の石突きでしたら岩の数ミリの凹凸に有効に乗せることができますが、ゴムでは滑ります。苔の上、木の根なども同じ。
また、プロテクターが引っ掛かって、後ろに引っ張られ転倒しそうにもなります。またメジャーなところを歩くと毎回複数のプロテクターを拾います。ごみは出さないでほしいです。プロテクターはピッケルやアイゼンのそれらと同じで、持ち運びの時に使うものだと思います。
borav64mさん、こんばんは。
ダブルストックを使いこなすのも簡単ではないのですね。不器用な私にはとても使いこなせないと思います。
また、ストックの石突きにプロテクターを付けるのは常識と思っていました。自分で使っているうちに、プロテクターの悪い面が見えてくるのかもしれません。
電車やバスの中で、ストックの先に、お手製の可愛らしい布のカバーを付けている人をたまに見かけますが、あれはなかなか良いと思います。
いつもこんな私に心優しいアドバイスをいただき、本当にありがとうございます。
それではまた😊
ranger9-1さん、
コメントありがとうございます。
当分の間ダブルストックを使用するつもりはありませんが、使用する場合には、本文に書いた三つの事項は守りたいと思いますので、ご心配なく。
それではまた😊
こんばんは！
珍しいストックのについての議論を目にしましたので私も混ぜていただきます。
私は登りはシングル、下りはダブルで使っています。
シングルはバランスをとるため、ダブルは膝への負担を軽くするためです。
もう６０歳を超えているのでとても重宝しており、ストックなしでの登山は考えられません。
さて、プロテクターについてはborav64mさん と同じく基本「つけない派」です。
理由は至極簡単、自分の安全確保のためです。
南八ヶ岳の峰々によく登りますが、大きな石の上やガレ場を歩くときにプロテクターを付けるのは「どうぞケガしてください」というようなものです。プロテクターはバスやロープウェイでの移動時用と考えるべきだと思います。
環境へのダメージを最小限にするのは当然のことですが、安全の優先順位を下げるべきではありません。アイゼンの爪にしてもピッケルにしても然りです。
john_mさん、こんばんは。
仰ることは十分に理解できます。ただ、私が申し上げたいことは本文にも書かせていただいたとおり、登山道において、自分のストックの石突きが、他の登山者を傷つけることを危惧しているのであります。
このことについて、どなたも言及されないのはなぜでしょうか？私は、それが不満でなりません。
生意気なことを言って申し訳ありませんでした。
コメントありがとうございます。
それではまた😊
ｆｇａｃｋｔｙさん こんにちわ
私もかねていろいろ考えていたテーマですが、私の経験は次のようなものでした。
８年前に流行に乗って喜々として購入、１年余り使用しているうちに膝痛が発生（ダブルストックとの関連性は客観的には不明）、整形外科へ1ヶ月ほどリハビリに通って８割方治まった、膝関節の周囲の筋肉を鍛えればよいという記事を目にしてストックを持たずに丹沢大倉尾根に通い始める。このときから一歩足を運ぶ度に、こうかな、いやこうかな、と膝に無駄な負担を避ける工夫を重ねて登り降りのトレーニング開始、膝痛消滅
そこでこう考えました。
� ．瀬屮襯好肇奪�を使用すると調子に乗って足の運びが雑になり、膝痛の予防にはならない、むしろ自分なりに膝痛を起こさない歩き方を発見する方が大事、ダブルストックはその妨げになる
�◆．瀬屮襯好肇奪�の正しい使用方法はまず習得不可能、左右の利き手が違うので、どうしても左右バランスよく使用できない、とくに岩場では怖い、
�� 肩の関節を痛める
両手にストックという荷物を持って何千回となく上下運動を繰り返すので、両肩の関節が痛み出した。急な登りではエイヤッと肩に気合いを入れるので、上半身の疲れも倍加する。老人には負担がかかりすぎ。姿勢を正して静かに歩いた方が楽。
�ぁ．競奪�に仕舞ったり、取り出したり、長さを調節したり、歩行中は面倒くさい、さっさと前進したい、
写真を撮影しにくい、下山後の林道歩きでは放り出したくなる
その他環境破壊とかもろもろあって、今は使用しておりません。自分の足で歩けるうちは杖はつかないつもりです。
両手がフリーだと、心もフリーになります。
有名人がこう言っているから、雑誌では効果的と書いてあるから、と安易に飛びつくのもちょっと疑問かなと思います。
でも、実際に自分で使用してみない限り、その功罪はわかりませんね。
nibinさん、こんにちは。
私は、１０年ほど山歩きをやっていますが、今までストックを使用したことはありません。できれば今後も、ストックなしで山歩きを楽しみたいと思っています。
しかし、これから年齢を重ね、膝関節の具合が悪くなった時、ストック（ダブルストック）の使用は、やむをえないだろうと思います。
膝関節というものは、加齢により軟骨がすり減って自然に悪くなるので、これは避けられないことです。大腿四頭筋などを鍛えて、膝関節の働きの悪さををカバーするしかありません。
ただ、ダブルストックを使用するとなると、山行中の写真撮影が明らかにしづらくなりますから、私としてはできれば使用したくありません。やはり、自分の足（脚）で山の中を歩き回るのが理想です。
日記本文とは少々論旨がズレているかもしれませんが、どうかご勘弁願います。
コメントありがとうございました。
それではまた😊
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