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さて個人的にも今回の震災の影響は避けては通れなかったです。
主催または管轄している登山講習の申込がやはり3月から初夏までは目に見えて減りました。これは仕方のないところでした。
せめてもと、地元丹沢山系の震災影響を調べようとあしげく踏査もしました。
一般登山道は目に見える影響はあまりなかったものの、谷間ではしばらくの間、落石が頻発しておりましたし、大きく崩れた箇所も幾つか散見されました。また夏に駆け抜けた二つの台風の影響は近年稀に見る被害をもたらしました。今までピクリともしなかった大木含む木々がダウンバーストに見舞われたように悉く倒されていましたし、小川谷の一部風景も一変しました。地球の活動から見ればごく僅かな変化でしょうが、山と付き合いだした数十年たらずの期間においてはその変化に驚愕しました。
そんな中、2011年山行日数は145日と昨年よりも11日ショートしてしまいましたが、後半は受講者リピーターさんが頻繁にお越しいただき、自分の山行よりも講習の方が圧倒的に多くなりました。この場を借りて御礼申し上げます。
内容的には、クライミング79回、沢登り53回etc。特に丹沢の沢はこれで約150本の細かい遡行図が取れ、あと数本メジャーな沢を取れればいつでも丹沢の沢を書籍として発行できるレベルになりました。(オファーがあればですが(笑))
ただ毎年目標としている奥利根の沢には今年も行けず終いだったのが残念。今年こそは越後沢だの計画してみたいですね。
今年は2月に山岳雑誌に講習内容が紹介されるなど、山の仕事が増えそうです。ただ目的としている一般登山初心者に対する安全登山に関する講習のオファーがまだ少ないので何とか広報していきたいです。
救助関係では捜索に携わったご年配の男性遭難者を見つけられなかったことが悔やまれてなりません。一日でも早くご家族のもとにお返ししたかったです。
こんな悲劇を繰り返さないためにも、登山をされる方には、必ず登山計画書をポストや管轄警察に提出していただくか、少なくともご家族や職場等に行先、コースを書面で残していただくことをお願いします。
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