大ヶ山（だいがせん）に辿り着けなかった。

　登山初心者の娘を連れて岡山県の大ヶ山（だいがせん）へ行こうと出かけた。この山を選んだのは、標高差が小さい(100mぐらい)、距離が適当（総歩行距離4km程度）、バリエーションルートの設定が可能、様々な奇岩を見ることができる、といったことがあったからだ。
　鳥取市から智頭町を経由し、物見峠を通って東側から大ヶ仙へ向かった。途中に「崩落工事中・通行止」の看板が立っていたが、バリケードが道の半分開いていたので、「なんとかなるだろう」と思って進んでみた。山の中の道をしばらく進んだところで突然目の前の道が途切れていた。道が完全に崩落していて、これは絶対に通れない（写真１）。引き返すしかない。途中に迂回できるような分岐も無さそうだった。
　Google map で他の道がないか探した。近くに迂回するルートは無さそうだったので県道まで戻り、南へ下って再び大ヶ山方向へ向かった。けれどもここも途中で「全面通行止」の表示が。
　他にルートは無いかと Google map や Yahoo! カーナビでルートを探すものの、通行止めだったルートを案内するばかりだ。Google map の薄い道路を目を凝らして見て、西側にも侵入ルートがありそうだったので更に更に迂回して倉見川沿いを北上した。黒木ダムを渡って、黒木キャンプ場を過ぎ、そこから東側へ向かう道へ入った。ところが、その道の大ヶ仙へ向かう分岐にまた「全面通行止」の看板とバリケードが、…万事休す。地図ではこれ以上大ヶ仙へ向かう道を見つけることができなかった。ネットで検索もしてみたが、大ヶ山へ向かうルートの通行止め・迂回ルート情報は見つけられなかった。
　もう時刻は正午を過ぎていた。トイレにも行きたかったし、お腹も空いてきた。近くの黒木キャンプ場のバンガローの庭先をお借りして昼食にすることにした。本当は大ヶ山山頂辺りで山なみを眺めながら食べようと思っていたのだが、川の水音と木漏れ日の中でおむすびと焼き餃子の昼食とした(写真２）。
　昼食後、近所に手軽にのぼれる山を見つけることができなかったので、北上し帰り道の途中、倉吉の打吹山の1時間ほどのハイキングコースを歩いて帰った。

　結局、大ヶ山は今、陸の孤島状態なのだろうか？これから先は雪も降るだろうし（途中で眺めた1000ｍ級の中国山地には皆、雪がかかっていた）、来年の春には道が復旧して歩けるようになるのだろうか。そうしたら、是非また訪れて歩いてみた。誰かがこの山の山行記録で道路の復旧情報を伝えてくれるかな？

コメント

aoitori

RE: 大ヶ山（だいがせん）に辿り着けなかった。
情報ありがとうございます。こっそり岡山100山挑戦しておりますが、こちらもその一つです。まだ行ってないのでここを行かなければ達成できない・・・・
車で走っていて急に道がこんなになっていると、私なら落ちたかも・・・ぞっとします。
それでも娘さんとの外でのお昼は至福のひと時ですね(^^)/