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何度でも再挑戦できるから無理はするな。という意味の言わずと知れた表現である。
実際、山体が逃げるわけもないし、無理をするのも良くないが、最近、この表現を念頭に置いてよいものかと疑問に感じる。
例えば、山は逃げないが、登山道が逃げることがある。
自然災害による土砂崩れや、最近でいうと白馬大雪渓のクレバス発生による通行止めなど。
去年の8月中ごろに、知り合いが大雪渓経由で白馬岳に登ると息巻いていたが、融雪により通行止めになって、渋々栂池側に計画変更していた。
リベンジしたいとも言っていたが、結局今年も6月から通行止めで復旧の目処も立っていない。
いつになったらリベンジできるだろうか。
他に挙げられるのは火山活動によるもの。
以前までだと御嶽山、今でも浅間山や草津白根山などが挙がる。
百名山だというのにピークハントできない。かといって外輪や中腹まで行って登ったことにして百名山達成!と言っている人たちもいるがなんか違うだろと感じる。(あくまで個人の感想です)
崩落なんかだとしんどくても別ルートや本来より長い距離歩けば行けたりするが、こればかりは法律で罰則付きで禁止されているのだからどうしようもない。
火山活動なんて数百年単位だ。自分が生きているうちに再び開山するとは限らない。
特殊な例でいくと富士山なんかもそうだ。世界遺産に登録されてからというもの、オーバーツーリズムで日本人も外国人もごった返して、(他にも問題は沢山あるが)山好きからは非常に敬遠される山となっている。
実は休日と夜間を避けたり9月ごろに行けば報道されているほど人は多くないのだが、先入観で「もうここには行けないな」と感じてしまう人はいるだろう。
これらは充分「山が逃げた」と言って差し支えない状況にある。
あとは、登山者自身が登れなくなることも考えられる。
病気、怪我、加齢、仕事や家庭の都合など。
山は逃げていないが遠くなってしまうことになるのは同じだ。
アイドルオタクが「推しは推せる間に推せ」と言っていたのを思い出す。
いつ引退するか、いつ自分がオタクを辞めるかわからないから、後悔する前に応援しておけということだ。
それと同じで、山は逃げうるし、登りたい山は登れるうちに登るべきだと、後回しにしがちな遠方の行きたい山リストを見て思った。
登山口へのアクセス林道が崩壊して諦めた山が、今年いくつもあります。自治体の財政難で復旧の目途すら立っていない所が大半です。
昔と違っているのは、異常気象・台風直撃で林道崩壊 → 少子高齢化に伴う人口減での税収低下で、自治体がいつまでも復旧できない → 廃道化が進む、と言う悪循環と見受けています。
行きたい山には、行けない理由をひねり出すのではなく、行ける時に行っとくようにしています。
確かに登山道は健在でも車道が使えなくなるパターンもありますね。
バブル期のような登山ブームが再来しない限り登山道は減ってゆく一方でしょうね…
新道の開拓や新しい小屋の開設も国立公園の規制なんかで個人や小さい団体ではできないところも多いですし。
行ける時に行く、大事だと思います。
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