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山で挨拶がわりによく行われる質問である。
これ、難しくね？
まれに文脈で判別できることもあるが、「どこ」が何を指すのかわかりづらいことがある。
大きく分けてパターンが3つある。
①家の場所
富士山や北アなど著名な山でよく聞かれる。
また、方言が強いと同地方の人に聞かれることもある。
②登山口・ルート
槍なんかで言えば東西北鎌、槍沢、穂高主稜、槍平、伸ばせば裏表パノラマ銀座に室堂や折立からとメジャーな答えがめちゃくちゃあるので山によってはこれの確率が比較的高い。
知名度の低い低山でも遠方から来る人間など想定していないのでだいたいこれ。ただし近くという前提でどの辺に住んでいるのか聞かれている場合もある。
デカいテン泊装備を担いでいると「すごい荷物だね、どこから？」と聞かれることがありこのパターンだとわかる。
③前泊地
縦走路ならこれの可能性がある。例えば五龍岳なんかだと唐松方面と冷池方面に泊まったパターンに遠見尾根からその日来たパターンがあるので②と合わせて考える。
一番答えるのが面倒くさかったこの前の夏の白馬岳～爺ヶ岳縦走のときの例を思い出してみる。
①の家の場所の場合、自分の場合は奈良県。と見せかけて今は住み込みバイトをしているので寮が長野県。
さて、これが九州の山とかであればどっちにしても遠いので適当でいいのだが、長野の山となると、奈良県からと答えれば「遠いとこからだね～」となるし、長野県からと答えれば地元だねとなる。
出発地は間違いなく近くだが、決して地元の人間ではない。でも遠方から来る苦労もしてない。
一瞬考えて「奈良なんですけど今は住み込みで近くにいるんですよ～」と淡々と事実を伝えた。だいたい「住み込みか～いいね～」と話の方向が変わる。
②の登山口または③前泊地の場合、五竜山荘で泊まり鹿島槍あたりで聞かれたとして、
②を想定して「栂池から」と答えると③が混じって1日で栂池から到達したような言い方にもなる気がしたのと、毎回同じ話の流れになって面倒なので「五龍から」と答えていた。
嘘は言っていないし、五竜～鹿島槍縦走と解釈されたならふーんって感じだろう。
また、あまり山に詳しくない人だと3つ隣の山のルート名など言われても「？」となる人もいそうなのでこれが無難だと思う。
まずどのパターンか読むという賭けをしてから、それになんと答えるか思考するのが疲れた頭に堪えた。
とはいえ山で休憩中に繰り広げられるこの会話は嫌いではない。が、答えをミスったときの気まずい空気がどうにも苦手なので、この質問をされると「来たか…！」と身構える。
まあバカ正直に答える必要もないし考えすぎかもしれないが…(笑)
よ〜く分かります、シンプルに聞かれると迷いますよね。
私は尋ねるときにできるだけ３つのどれかが分かりやすいように聞くようにしています。
前泊地を聞くときは「今日（今朝）はどちらから？」
登山口をきくときは「どこから（想定できれば○○から）入られたんですか？（登られたんですか）」
居住地を聞くのは若干憚られることもあり悩みます。
無難なところでリピータっぽいときは「お近くにお住まいなんですか？」
アルプスなど全国から人が来そうなメジャーな山域では逆に「遠くからいらっしゃったんですか？」など・・・
あるいはすべてに使えますが「私は○○から来たのですけど・・・」と前置きしてしまうとか。
前置きするのいいですね。ただ居住地にしろ入山口にしろあまり遠いと「遠くから来たんだぞ俺は(ドヤ」みたいな感じに受け取られそうなので使い所が重要な気がしますが…笑
初めまして
ソロテント泊スタイルが好きなんでこんなシチュエーションにはよく出会いますので
すごくよく分かります
お互いソロ登山者同士だとこんなパターンになりますね
「どちらから来られましたか？」
自分がお聞きしている意図と受け取り側が違うことよくあります
でも、そんなすれ違いを通り越してだんだん会話がはずんでいく過程が楽しいです
山での何気ないこんな一期一会の会話って好きです
なのでソロ登山が好きなのかな？
写真は五龍岳山頂付近からでしょうか？
鹿島槍と富士山が見えてますね
そうです、目的地を標識が指す写真が好きなものでよく撮ります笑
「朝、横浜から来て始発のバスの宮ヶ瀬から登り始めました。同じバスの方でしたか？」
と答えたら、先方は自家用車で、ここから先どちらへ？から、現地や装備の情報交換なんかをやったりしました。
登山届などなかった時代はそういった会話も捜索の手がかりになったでしょうし、本来あるべき姿だと思います
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