1.雪崩走路と堆積区
・雪崩が到達する可能性がある見通し角(現在地から雪崩発生区を見上げた確度)
乾雪表層雪崩:18度の範囲
湿雪全層雪崩:24度の範囲
・斜度:走路と堆積区では、雪崩は緩斜面〜平地でも流下する。時には斜面を駆け上がる。
・植生:植生が疎らな区間は雪崩走路である可能性がある。事前に航空写真で判別可能。
ただし、比較的小規模な乾雪雪崩(殺傷能力はある)では、植生に見分けがつかない。
反省:2020/02/02の乗鞍岳、金山岩へのアカンダナ駐車場からのルートでは、途中、広範囲に亘って樹木が倒壊していた。5m程度の高さで、揃って折れていたりした区間もあった。緩い傾斜であったため台風の可能性もあるが、スポット的な倒壊であり、かなり違和感がある。もしかしたら、積雪量が多い年では、雪崩の走路になっていた可能性もある。同様のケースでは、今後、注視する必要あり。
2.地形の罠
雪崩に巻き込まれた際に、被害を大きくする可能性がある地形を地形の罠という。
広い発生区の下の狭くて深い谷地形、走路の途中にある岩や立木、崖など。
積雪期特有のルーファイの視点として重要!!。
※あくまでも個人的な備忘録です。
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