つい最近の登山にて、気が付いたことがある。
コロナ禍の現状では、一部の山小屋(有人)が宿泊者以外は玄関にさえ入れなくなっている。場合によっては、小屋前のベンチや椅子さえ利用不可、水場さえトイレ前のみ利用という状況だ。
このような現状では、山の気象状況が悪化し、体力低下や低体温症の前兆があっても有人小屋を避難場所として利用したりすることができず、今までの「有人小屋=避難場所」、「あの山小屋まで到達できれば、なんとかなる」というセオリーは成り立たなくなっている。よって、現状では有人小屋よりも無人の避難小屋の方が安全なケースがふえているように感じている。
コロナ禍の現在、致し方ないことなのだと頭では理解しながらも、もう少し柔軟対応はできないものかと心では共感できない自分がいる。
登山とは、山を見て景色をみて感動するばかりでなく、つらい登山中に立ち寄った山小屋での経験や、山でお会いする一期一会の出会いが人生の思い出を醸造するものと感じていただけに、とても悲しく感じる今日この頃である。
さみしい時代になったものだ・・・。
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