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ゲレンデ14日目。お嫁様(そう呼べと命令されている)と。
DPSwailer99 168cm、サイズ125,99,111の2回目使用。
クンバック177cmとの比較。
・DPSwailerの特徴(今回の所感)
クンバックよりも硬い。特にフロントが硬く雪面の凹凸を前部で拾うと弾かれる。このため、硬く細かなコブはクンバックよりもやりにくい。硬い連続ショートコブは厳しい。
リアが細く雪面を力強く押すことができるため、ブレーキやターンはリアでコントロールすると良い。また、テールがロッカー形状なこともあり、クイックで小さいターンがしやすい。
ターン時に、遠心力や慣性を利用して板を曲げこむと板の曲がりで雪面をとらえて良い仕事をする。いかに板を曲げこめるかが重要なのかもしれない。ただし、山スキーでは、遠心力や慣性で板を曲げられるような高速滑走はあまりないので、もっと小さな力で曲げられる板の方が複雑な雪面に追随し易いような気がする。逆に言うと、雪面が硬い場合などで、板で雪面を削りながら斜滑降する場合、柔らかい凸凹した雪面を削りながら滑走する場合など、板が曲がってほしくないシチュエーションでは、この板の特性が生きるかもしれない。
・今回の練習
自由時間(笑)の2時間の間に、γ900(斜度34度)のオフピステ凸凹ガリガリ斜面を8回滑走。朝はγ800、900とも滑走禁止になっていたが、γ900は途中から滑走可能となった。
板の剛性が高く、ガリガリ急斜面でエッジがよく効く。至る所に5cm程度の氷の塊の凸凹があるため、「ガガガガッ」という体の芯まで響くような振動がある。踵に重心を乗せてスキッド混じりで、力づくでねじ伏せて高速斜滑降していく。重心がぶれないようにバランスを保ち、スライディングしていく感じ。時には山側の手を斜面に押し付けてバランスを取りながら落ちて行く。スキーではなく別のアトラクション。ロデオ?。筋トレ状態。
ターンについては、板のリアがロッカーとなっているため引っ掛かりがなくスムーズにターンできる。踵を中心にくるくると回せる感じで、クンバックでは滑落の恐怖を感じるような上記状況でもターン時に安心感がある。クンバックはリアがストレートとなっている。もしかしたら、板が柔らかく、たわむため、エッジ効果が弱いのかもしれない。この弱点をストレートにすることでエッジが雪面に接する長さを確保して、エッジ効果を確保しているのかもしれない。ワイラーはリアロッカーのため、雪面へのエッジ接地長は短いが、板の剛性で、十分な効果を得ているのだろう。ということは、短い部分でエッジを効かせられない場合は、滑落リスクも増えるということだ。スキッドをする場合は特に注意しよう。とりあえず、ワイラーはガリガリ斜面に凹凸や小石のような氷の塊があっても力づくて削りながら落ちて行きやすい。
スキッド混じりの斜滑降に、ここ最近トライしている腰や臀部をツイストして、板の後ろ側を使ってブレーキをかけるやり方を試してみる。こんなガリガリ凸凹斜面でも効果を感じた。なかなか感触が良い。この板の剛性とリア111と細いことが雪面にうまく力をかけているようだ。その分、クンバックよりはリアに重心、力をかけるような感じを心がける。
中級コースのピステ斜面でも、上半身を進行方向に向けて、下半身をツイストすることで板の後ろ側をうまく使ったターンを繰り返し練習する。板が硬いせいか、クンバックよりもリア荷重でターンのきっかけのタイミングを早くした方が板を曲げやすい。ほぼ真横に遠心力や慣性にカウンターをかける感じ。クイックに、ゆっくりじっくりなど、色々試してみる。高速滑走で、じわーっとカウンターで押し込んでやると、遠心力に対して垂直、つまり左カーブなら左側に下半身が自然に傾くようになってきた。この感覚は知っている。モトクロスバイクの垂直の壁を遠心力で回転している時の感覚だ!!遠心力でバイクのサスと全身が縮みこみ、カーブの終わりでサス、体が一気に遠心力から解放されて爆発的に加速すあれだ!エキサイティングで楽しい!!。癖になる!!山スキーで高速滑走は無理だろうが、パウダーではソフトながらもこういった感覚を感じられるかもしれない(もっと柔らかい板の方が良いだろうが)。
なお、γ900で5人ほどスキーヤーを見かけたが、途中で動けなくなっているチーム(自分が2回ほど滑走した間もコース内で少しづつ降りていた)、右側の樹林帯へ避難する方など、下まで滑走している人はいなかった。山スキーでもない限り、こういったシチュエーションはないので、仕方ないのかもしれないが、山スキーヤーにとっては良い練習場。
・お嫁様の技術向上
前回、中級斜面をチャレンジしてから一気に覚醒した感がある。恐怖感がなくなったのか、以前より力が抜け、下半身に重心を乗せてバランスよく効果的に板に力を加えて滑走、ターンできるようになってきている。本人も疲労感がなくなり、休憩なしで長時間滑走が可能となったと言っている。初級の5kmコースでも1回程度の休憩で下まで滑走しきったので間違いないだろう。あとは、中級コースを恐れなく、もくもくと数をこなせば、どんどんうまくなるだろう。来シーズンに向けて板購入しないといけないだろう。
以上
追記
写真右は、道の駅 めいほうの自販機で売っているあやしい伊藤園の缶スープ100円。不思議な味だ。おいしくはないが、人生楽しむなら一度はチャレンジしてみるべきだ(笑)。お堅いイメージの伊藤園への見方がかわった。
郡上市に「鳥信(とりのぶ)」という親鳥(古地鳥)の肉を売っている鶏肉屋がある。めいほうに来ると、必ずkg単位で買っている。鳥皮や内臓、キンカン(生まれる前の卵)などをミックスした肉が100g110円で数種類。ケイちゃんにして食べているが、この肉は相当に旨い!!今まで食べた鶏肉で間違いなく1番だ!硬い肉がだめな方はNG。
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