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ゲレンデ15日目。お嫁様(そう呼べと命令されている)とご友人と3人。
dps wailer99 168cm、サイズ125,99,111の5回目使用。
クンバック177cmとの比較。
・dps wailerの特徴(ここ最近の所感)
板が強く、反応が早い。釣り竿で言うところのファーストアクションだ。クンバックがグラスロッドであれば、ワイラーはファストアクションのハイカーボンだろう。ただし、素材は厚く頑丈。釣り竿ならば直径が太く薄く硬い構造でもろくなるが、この板は違う。自分自身のパワーと反射神経で、時には凸凹雪面を力でねじ伏せるような使い方ができる板だ。クンバックだと板が柔らかい分、地面の凸凹を吸収するが、反面、地面から拾う振動も長時間続く。そのため、雪面に合わせて丁寧な仕事が必要になる。対して、ワイラーは硬い分、地面からの振動は吸収し難いので、足がきついが、その分、振動はすぐに収まるため、多少、雑な操作でも良い仕事をする。そういった点では、クンバックと対称的な板なのかもしれない。
急斜面のガリガリスキッドなどでは、クンバックは自分が乗っている位置を中心に重さでV字に曲がるような感じが強い。これは板が柔らかいためだが、エッジが抜けそうな感じもある。対してワイラーはガチガチの板に乗っている感じで、曲がりなどはあまり感じない。そのため、スキッドでは、板を操作するというより、スライディングのような感じで足裏に力を込めて力任せで滑り落ちて行くことができる。この特性からエッジも良く効き、ガリガリ斜面でのターンが安定し恐怖感は無い。板のリアがロッカー形状となっていることからも引っ掛かりがなくクイックなターンがし易い。
・今回の練習
5:30ほどγ900(斜度34度)とγ800(斜度38度)を滑走。というか、ガリガリ凸凹斜面をスキッド混じりで落ちて行った。ほぼロデオのアトラクション。混んでいたので合計で15回程度か?
雪質は、ガリガリと所々ガリ上パウダー20cm程度。前回よりパウダーがのっている場所がある分、板を静止させやすいが、摩擦力が突然上がるので注意が必要。
最初は力任せでパワーをかけていたが、疲労してきてからは、スピードを落とし、力を抜いて臀部ツイストしながら雪面への接点のコントロール重視で落ちて行った。パワーは6割ほどで済み疲労度は少ないが、スピードが出てしまうとパワーをかけていない分、はじかれ易いのでより慎重に行く必要がある。
なお、γ800はAMと2時以降はカリカリ斜面のため滑走禁止となった。このコースでは、何人ものボーダーが滑落し、50m以上落ちて行ったのも見た。板を下にしてもエッジで止まらなかったようで、凸凹斜面を臀部でバインディングしながら落ちて行った。中には体が完全に伸びきって万歳状態のボーダーもいた。恐怖感からか、スキーヤーやボーダーが動けなくなり、停滞している方も多かった。もしくはコースの脇の比較的パウダーが残っている凹凸の少ない斜面に避難している方など。ただし、数人のスキーヤーはコース中央のコブを攻めていた。こんなコースだからこそ、中央突破で練習しなければもったいないと思うのだが、怪我は勘弁だ。
γ900も3:30頃に閉鎖となったため、上級コースでの練習は終了となり、下部の中級で高速遠心力を利用した滑走練習をした。
この板、凄い良い!!自分向きだ!大好きになってきた!
以上
追記
写真左はγ800。最大斜度はγ900よりきつく、上から見ると下の斜面が見えない。
写真中央はγ800をゴンドラから見たところ。
写真右はγ900をゴンドラから見たところ。γ800より最大斜度は緩いが結構な斜度が長く続き、コブも長い。平均的な雪面はγ800より凸凹が多い。
土日も山スキーに心惹かれたが、滑走も家庭も滑落しないようにバランスが大事だ・・・。
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