個人的な備忘録として記録する。
今後の頑張りにより、どんな形であれ、登山へ復帰できた場合、同様の怪我で悩まれている方への励ましや参考になるように記録に残そうと思う。
→3/26現在、当初の予想よりも経過が順調。体力は7割程度は戻っていると思う。但し、膝や足首の痛みがあり、無理はできないことから、まだまだ受傷前の状況には程遠い。それでも、山を存分に楽しめており、想定外と言えるほど回復していると思う。自分は神様は信じないが、妻を含め周囲の方々、そして心で感じている何者かには深く感謝している。
〇7/22-23:受傷。
中アル登山で左膝に激しい痛み。
その後、MRIで左足の半月板損傷が確定。
これまでの負担蓄積が半月板受傷という結果となったのか?
体力と身体(パーツの寿命)は別物だと実感する。
ベアフットシューズを購入し、歩き方をネットや本で勉強し、通勤を通して歩き方も工夫する。
〇受傷後の保存療法。
安静の毎日。絶望的な想像をし、常に不安を感じる憂鬱な毎日を過ごす。
経過観察や歩き方の工夫の試行錯誤、キネシオテーピングやサポーターの効果確認などを目的とした月1回程度の登山をする。
・8/19:中アルの茶臼山登山。14.8km、±1450m。
・9/19:白山の美濃禅定道、+-650m。
〇受傷後2カ月後の東北遠征。
恐る恐るリハビリを開始する。
受傷部分を痛めないようにして筋力回復する手法を試行錯誤してみる。
距離、累積標高は少なめに抑え、ゆっくり歩き、様子を見る。
・9/28:安達太良山。10.5km+-760m。
・9/29:磐梯山。11.6km+-1140m
・9/30:西吾妻山。6.9km+-397m
なんとかハイキングは楽しめるようだ。希望が見えてくる。
山を歩けることが、どれほど幸せなことか、深く感謝し、心でかみしめる。
山での一瞬や1日1日を大事に過ごそう。
〇受傷後2.5カ月〜3か月弱。
どこまで受傷前に状況に近づけるのか・・・。
頻度をあげつつ、距離、累積標高は少なめにリハビリ継続。
負担がかからないような歩き方とする。
膝に負担がかかるジョグや段差の大きな下降などせず小股で降りる。歩行速度は通常レベルの7がけ程度で様子を見る。
・10/7〜10/17:6回。8〜16km、+-700〜1400m
下山後、多少違和感あるが、翌日にはなくなる。速度を上げて下山は膝に良くないようだ。
〇受傷後3カ月〜4カ月強。
山行頻度を上げ、距離、累積標高は少なめにリハビリ継続。
たまには速度も少しだけ上げて、体を少しづつ戻していけるか試行錯誤。
・10/23:荒島岳。14.3km+1260-1418m
・10/27:鳩吹山。6.8km+-570m
・11/3:綿向山。12.5km+-1025m
・11/5:鎌ヶ岳。8.5km+-1000m。受傷前の運動強度の7割程度で試す。
・11/12:鈴鹿界隈 20.2km+-1610m。左足の足底筋違和感。
・11/19:鈴鹿界隈 17.5km+-1470m。右足首付近、違和感と軽い痛み。
・11/20:鈴鹿界隈 5.9km+-440m。
・11/25:鈴鹿界隈 12.0km+-970m。右足首付近、違和感。
・11/27:鈴鹿界隈 13.4km+-1220m。右足首付近、違和感。
・12/2:鈴鹿界隈 11.1km+-670m。キネシオテープとサポオーター無しでトライ。左膝内側、右足首付近、違和感。
やはりキネシオテープがないと、膝への負担は増える。リハビリとしてはキネシオテープを付けて筋力をあげていくのが良さそうだ。
以前のようなロング(30km以上、累積+-3000m以上)は体力面は問題ないかもしれないが、膝やその他のパーツ、足首などへの負担の面からは控えた方がよいだろう。
〇受傷後5カ月〜8か月。
山スキーシーズンイン。無雪期より荷物が8kg、その他に板やブーツ、ウェアなど10kg程度、計18kg荷物が増えるため不安が大きい。
山スキー21日(5回/月程度)、ゲレンデ13日(3回/月程度)、計34日間、スキーを行う。
山行頻度も2日間や3日間連続でやってみる。体力は問題ない。膝や足首へ負担はかかるが、無雪期の地面と異なり、雪面は柔らかく瞬間的な強い衝撃は抑えられているのが良さそうだ。
山スキーは、10~15km、+-1000~1500m程度に抑える。
キネシオテープとサポーターによる補強は継続。
キネシオテープは左右の膝回りと足首で合計約3m使用。
半月板損傷しているのは左膝だけだが、半月板の経年劣化が原因であるならば右膝も補強しておくのが妥当という判断。違和感を感じることもあったため。
足首も痛み出したので、足首もキネシオテーピングと足首サポーターで補強。
キネシオテーピングにより、膝の可動域を抑え、筋力を補助することとなり、負担は抑えつつ、筋力アップできており、保存療法としては良いリハビリになっている感じ。体全体のストレッチは以前から継続。これは欠かせない。
山スキーのシールハイクは以前よりも小股にしてスピードを落とすことで負担を減らしている。
受傷部は次第に良くなっている感じはする。太もも回りは筋力が付いて少し太くなったように感じる(脂肪かもしれないが(笑))。左膝に力を入れることもできるようになった。ただし、ストレッチ時に左膝回りが痛むこともある。そのような時は、膝回りの靭帯や筋膜をさすることでリリースして痛みを減らしている。無理は禁物なようだ。
両足首が痛むが、これはシールハイク時に、急登でエッジのみで登るのを多用しているために足首に負担がかかっていたことが原因のようだ。それであればキネシオテープやサポーターで負担を軽減するのが正解だろう。
なんだかんだ言って、何とか騙し騙し山スキーを楽しめている。
仲間もできた。これ以上の幸運はないだろう。本当に幸せだ。
そろそろ山スキーシーズンも終わる。これから始まる無雪期シーズン。
足のパーツは寿命があるので、これまでのようなロングは難しいかもしれない。
しかし、いや、だからこそ、ロング山行で見落としていた足下の幸せを1つ1つ大事に拾っていこう。
もし、半月板や靭帯、肉離れなどで損傷された方がいれば、こういったやつもいるということで、諦めずにやりたいことをやれる範囲で頑張ってほしい。
以上
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