伊勢崎市 中町 雷電神社の御嶽山

『伊勢崎市史（民俗編）』に、伊勢崎市では、木曽御嶽信仰が盛んで、篤信者がそれぞれの居住地域に御嶽山の山を築いて、信仰の霊場とし、修行と布教に努めており、多くの人造御嶽山が築かれたことが特色の一つとしてあげられていました。
富士塚というのは知っていたけれど、御嶽山もあるのだと初めて知りました。

中町にある雷電神社の塚が、人造御嶽山の例としてあげられていました。この塚は、富士塚だろうと思い込んでいたので、間違いがわかって良かったです。と、わかると気になるので、用事のついでに、お詣りしてきました。山頂に石祠がありますが、文字らしきものは見つけられませんでした。また石祠以外の石造物もありませんでした。一箇所、トンネルというか門のような作りになっているところがありました。

子供の頃、庭に巨大な山を築いているお宅を見ると、変わった趣味のお庭だと思ったものです。思うと、そんなお宅は結構あった気がします。どこで見たのか、全く思い出せず、残念です。

本に例としてあげられた人造御嶽山が現在どれくらい残っているかわかりませんが、地道に見つけてみたいと思います。


写真1
雷電神社。まさにカーブに鎮座しているので、突っ込む車があるのでしょうか。これでもか！！というほど注意が促されています。

写真2
御嶽山。溶岩で出来ているようです。この溶岩はどこから持ってきたのか、、、。

写真3
馬頭観世音（嘉永四年辛亥初夏吉辰　1851年、馬士連中）
境内には庚申塔や馬頭観音があります。この馬頭観音には、ちょっとメタボな馬の彫りがありました。

コメント

checheri

こんにちは。
メタボの馬、笑っちゃいました🤣うちの茶色みたい😝
溶岩って権現山と同じく赤城の噴火で飛んできたんじゃないのかね〜。
ともあれ、いい気晴らしが出来てよかったね✨

umimin

checheriさん、こんにちは。

コメント、ありがとう。
馬頭観音で、馬の姿が彫られたのは、初めてみたけど、メタボでも姿があると嬉しい。メタボ具合じゃ、checheriさんちの茶色に負けてるね😅　短時間だったので、あとで再訪しようと思います。

ramisuke

umiminさん、checheriさん、こんにちは。
ほんとだ、メタボリック健診でひっかりそうですね(笑)
荷物を運ぶ仕事を頑張ってくれたから、これくらいの体型になれるくらい、のんびりさせてあげたいなあってことかもね。

今日の群馬県は、晴れですか？長野、新潟は雨でした。関越トンネルを出たら、降雨で暗いと思っていたら、なーんと晴れていました。相方とびっくりしました。

溶岩かあ、確かにどこから来たのか、赤城の噴火で飛んで来たのかしら。藪塚だと赤城の噴火って聞きますね。

umimin

ramisukeさん、こんばんは！

私達が良く目にするのは、スリムな馬ですが、荷物を運ぶから、古来から日本にいた元々ずんぐりした体型の馬なのかもしれませんね。
でも、このくらいの体型になれるくらいのんびりさせてあげたいっていうのは、優しい解釈で、いいですね。

今日の伊勢崎は、雨は降らず曇りでしたが、たまに日が差しましたよ。
ramisukeさんは、いつも、日本中を飛び回ってますね。ほぼ伊勢崎市内をウロウロしている私には、その行動力が眩しいです✨

溶岩は、それ相応の所から、わざわざ運んだのではないかと思うのです。自分で溶岩を見たことあるのは、「浅間のいたずら鬼の押出し」だけですが、御嶽山に溶岩はないのかなぁ。
昔のことを知りたいと思っても、なかなかたどり着きませんね。

godohan

umiminさん　こんばんは。

御嶽塚は都内にもちょこちょこありますが、これだけ多量の溶岩を用いたものはなかなかないです。溶岩は本来は御嶽山のものを用いるのでしょうが、これだけの量となると？ですね。赤城の噴火で飛んできた説もまんざらではないかもしれません。トンネルのような門は胎内潜りを模しているのかなぁ。此の様な塚がたくさんあるとはさすが伊勢崎、お金持ちの旦那衆が大勢いたのですね！まだまだ見つけ甲斐があって楽しみですね。それでは。　　godohan

umimin

godohanさん　おはようございます。

コメントをありがとうございました。
コメントをいただきながら、返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。

都内にある御嶽塚、ネットで拝見しました。
人造の山をみたら、富士塚か御嶽塚か確認せねばですね（まだ他に塚を造る信仰があるかもしれませんが）。しかし、石祠に刻まれた文字等が判読できず、それ以外の石造物がないと、どちらなのか調べるのは困難。本か地元の方に教えていただくかになってしまいますね。この山にも、他の石造物があったらとっても嬉しかったのですが、残念です。でも富士塚と思い込んでいたものが、御嶽塚だとわかったのでよかったです。こんなに沢山の溶岩を運ぼうという信仰の深さを感じます。きっと費用もかかったと思います。同じ費用をかけるにも、社殿をたてるとか、石造物をたてるなど他の使い方もあったと思うのですが、そこは、やっぱり山だったのだなぁと思いました。また塚まで作れなくても、市内の神社では御嶽山の石碑をよく見ます。

石を積んだ上に石碑などを建てているのがありますが、神様だから、下に置かず、なるべく高いところに祀りたいという気持ちなんだろうと思っていました。しかし、今回あらためて御嶽山塚をみて、高いところに祀りたいというだけでなく、もしかしたら、プチ山なのだろうかと思ったりしました。

伊勢崎最古の御嶽塚は、以前レコで紹介させていただいた華蔵寺の御嶽山古墳だとありました。今回伺った雷電神社は、溶岩が積みあげられていましたが、もしかしたら古墳を利用？したものが多いのかもしれません。群馬は古墳が多くて、県内に一万3249基あります。今も残って確認出来るものは少ないですが、古墳の地図を見ると、古墳だらけです。伊勢崎には小高いところが古墳ぐらいしかないので、小高いところを利用して御嶽山や富士塚にしているところが、御嶽山古墳以外にもあるかも知れないと思いました。

これを機に、御嶽塚と富士塚を探していってみようと思います。見つけ甲斐がありますね。