|
|
|
12∼13年前だと思うが、雪山なぞに絶対行かない主義の私がアイゼンを買っ
た。今ではなぜ買ったのか思い出せない。
白馬の雪渓を登るためっだたのか、当時、群馬の富岡に“モンテローザ”という山専の店があって冬はよく通っていた。夏冬通して山行ツアーを組んでくれ、ネパールにも連れて行ってもらったりしたが、ある時店を閉めてしまった。閉店セールか何かで安く買ったのかも知れない。
今月初頭まではすっきり晴れ稜線がくっきり見える浅間等を見ると行きたくてウズウズしていたが、3回の冠雪を見るとその気も失せ登山シーズンも終わったと思っていたが、相方のサコさん去年あたりから本格的に登りだしたので、今が一番乗っている時。雪山のさまざまな悪いイメージもないらしく、盛んに行こうとウッタエてくる。
山頂周辺に雪があるくらいなら何とかなるかとアイゼンを引っ張り出した。幸い錆びることもなくピカピカ輝いて出番を待っていた。
金峰は日帰りの山だが、8〜9時間行動しないといけないのと、廻り目平キャンプ場から林道を1時間以上もダラダラ歩かないといけないのが気に食わなくて、このところ足が遠ざかっていたが、今回は1泊するのでゆっくり行動出来るとあって気楽である。
1500m〜1600m付近までは快適な登山道だったが、以降は凍っていたがザレた下りの歩き方で何の問題もなく登れる。後からついてくるサコさんの歩みがいつになく遅いので見ていると、大股でかかとから着地し、足掛かりもメチャメチャである。私も正しい歩き方なんてものは知らないが、滑らない私式歩き方を教える。彼女も馴れてきたら滑らず快調に歩けるようになった。
高度が上がるに従い雪道となり更に歩き易くなる。下りはアイゼン必要だが、この程度の雪道は車道と違い滑らない事が解る。
無条件に雪山を怖がっていたのをちょっぴり後悔する。
小屋から上は林の中とは条件が違うのでアイゼンを装着し山頂を目指す。
前日の18日、ことの外仕事が長伸びきアイゼン装着の練習ができないままだったので、車から降りザックを背負う前に仕組みを確認しただけだったが、大した問題もなく装着できる。
さっきまで歩き易いと思っていた雪道が更に歩きよく驚きである。アイゼンがこんなに安定し安心して歩けるとは。まあ、ガチガチに凍った厳冬期は違うだろうけど･･･。
山頂ではエビのシッポの大きさに感激。
小屋のオジさんによるとかなり霧が巻いたので育ったとのことだ。
小屋では沸騰寸前まで熱くした日本酒をオーダー。甘くて身体が温まりくつろげる。
こんな好条件の山行ならまた是非来たいと思う。
正月おいでと誘われその気になるが、毎年一人暮らしの姑が年末から１〜２ヶ月滞在するので置いてくる訳にもいかずそこがクリアしない限り出来ない相談だ。
今日も何かいい方法は無いか考えている。
夫が何処かの温泉に連れて行ってくれないかと思うが、犬が癌らしくこれから大枚かかるから行かないとあっさり断られてしまう。普段一人でいるので正月くらいは一緒に過ごしてあげたいが元来ワガママな私。チャンスはまたあると思うが歳＝身体の機能の衰えは待ってくれないだの、殊勝な行動はストレス（癌）の原因になるなどと葛藤するがこんなことを考えるのもまた楽しい。
とはいっても正月の山はこれから本格的な冬。標高650ｍ位の佐久で真冬はマイナス10℃くらいになることも稀だがある。そんな日は寒くて犬の散歩もサボりがちなのに2500ｍからの高山の冬は想像できない。
スキーも億劫になり行かなくなって久しいのに冬山にトライするのはかなりパワーが必要だろう。ここは3月ころからスノーシューなどに出かける程度で満足しよう。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する