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職場から見える平尾山。富士とはおよそ程遠いのに土地の人は平尾富士なんて呼んでいる少し厚かましい山です。が、この山なら何かあっても対処できるので持病のあるスタッフを誘ってみました。
彼女は山へ行きたいけれど持病が心配で参加できずにいて、登山口まで職場から車で15分、登りはゆっくり歩いて1時間程で山頂に着く平尾山なら、去年の春も登っているし、行きたいと言うので山頂で雑煮を食べに行ってきました。
9:45 登山者用駐車場に着き身支度を整え出発。
本日は快晴なり
寒いけれど清々しい空気をいっぱい吸って、足取り軽く忍耐の小径を進みます。高度が上がるに従い小徑を挟んで日の射している右は霧氷が融け、日が射さない左は霧氷が真っ白で左右の対照差が面白い。
11:00少し前 人気のない山頂に到着。無風です。霧氷をまとった木々の枝が真っ青な空に透けて幻想的です。
すっきりと澄んだ大気が、雪の八ヶ岳、奥秩父、真っ白な北アルプスの峰々をスッキリと見せている。
眼下に広がる佐久平の左に佐久穂町や野辺山高原、右手は小諸市から東御市、上田方面が伸びやかに広がっている。
ワア！綺麗な浅間山
ワァ！キレイな街
ウワァ
山がキレイです 
病気が治る気がしますウゥ〜
スタッフは感激のあまりワアワア言っています。人は感激すると単語しか出ないもんですね。
私もあまりの素晴らしさに夢中で写真を撮りまくり、やがて満足し無言で見とれていました。
肌寒くなってきたので登山道を数段降りた左手に丸太のベンチに移動。ここは風が当たらず山頂と同じロケーションが楽しめるます。
雑煮を作って食べました。
綺麗な景色と美味しい空気を吸いながら食べると何でも美味しいですね。特に暖かな汁物は良いです。
美味しい美味しいの連呼で甲斐がありました。
今年は病気を克服するためにこのくらいの低山の日帰り登山に行く気になったようでした。
自然は偉大です。人の手の及ばない摂理。自然は神そのもの。
自然に親しむことで得られる非日常の体験は体力気力を充実させ、柔軟な精神を育むと思います。
ありがたいことに佐久はその気にさえなればいつでも体験できる偉大な自然が身近な地。ここで生活していることに感謝です。
望める全ての山々に調子の良い時は登山を楽しめ、病む時は期間が短くて済む様、そして1日も早い回復を願い、頬をなでる風に祈りました。
やぼったかった平尾山の素晴らしい展望こそが平尾富士と言われ、年の初めに200人以上の氏子が集うのが解った気がします。
感激の平尾山でした。
