突拍子もないタイトルのように思われるかもしれない。しかし、トレイルランニングをする人の中にはトレランを登山だと思っていない人がいるようなのだ。というのも、私はトレランで山に入るときにも登山計画書を作って届け出るのが当たり前だと思っているが、彼ら彼女らはどうもそうではないらしいのだ。
トレランを始めてまもない3年ほど前、ネットの掲示板で「一緒にトレランする人募集」というのを見て参加したことがある。見ず知らずの男女3人が集まって近所の山を走ったのだが、他の2人は普段から計画書を作っている感じではなかった。それどころか、地図もコンパスも持っている風情ではなかった。
2人とも元々ロードのランニングが中心で、ロードに飽き足らずトレイルに参入して来たらしい。登山からトレランに入った自分とは文化が違う。安全登山に対する考え方が違い過ぎて、山行を共にするパートナーにはなり得ないと思った。結局、2人とはその日限りで一緒に走ることはなかった。
私はトレランも低山ハイクもグルメ山行もアルプス縦走も雪山登山もすべて山のアクティビティに変わりはないと思っているので、トレランのときでも計画書は必ず作っている。レースの時でもだ。登山での習慣をそのまま実践しているに過ぎないのだが、計画書もなしに山に入るという行為にどうしても抵抗があるのだ。なんというか、パンツを履かないで外出するような頼りなさを感じる。
今はヤマレコやコンパスで簡単に計画書が作れるのだから訳ないことだと思うのだが、私の感覚が古いのだろうか?
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