来年のラン関係の計画を立てているのですが、毎年6月に滋賀県高島市で開かれるフェアリートレイルが来年は中止と知りました。理由は、来年滋賀県で開かれる国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会の準備のためだそうです。
国民スポーツ大会というのは以前、国体と呼ばれていた全国持ち回りのスポーツ大会ですね。
滋賀県で開かれるのは1981年のびわこ国体以来なので44年ぶり。当時、私は中学2年でしたが、大津市中の中学生が動員されて開会式の集団演技に参加させられました。
集団演技とは分かりやすくいうと北朝鮮のマスゲームみたいなやつです。
約1年間練習に駆り出されましたが、いい思い出はありません。集団演技は一人でも失敗すると全体に影響するので、練習の時も教師から容赦ない叱責が飛びます。元々やりたくてやっている者などいません。事実上の強制参加だったので理不尽極まりなく、今でも思い出すとムカムカします。
で、今度は国民スポーツ大会のせいで楽しみにしていたトレランのレースが中止になるわけです。
私にとってトレイルランニングは生涯スポーツの一環です。国民からスポーツの機会を奪っておきながら、何が国民スポーツ大会でしょうか。ちゃんちゃらおかしいです。
国体開催県ではスポーツ施設だけでなく道路の建設など公共事業に大きなカネが動きます(和歌山市には国体開催に合わせて開通した「国体道路」と呼ばれる道路があります)。だから行政は開催に釈迦力になるのですが、もうこんな時代遅れなことをやっている場合ではないと思います。
そうですね、国民スポ−ツ大会ですが、今の時代にさぐわないのか、反対している首長も結構いますが、どこかの業界には必要?なのかな。
国年の収めた税金をもっと有効利用してもらいたいですね。
今年、国体から国スポに変わって初の開催となった佐賀県の開催経費は157億円だとか。これにはメイン会場の整備費540億円は含まれていません。
東京五輪のような大盤振る舞いのミニバージョンを毎年全国のどこかでやっているわけです。ため息が出ます。
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