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この日記でyamatabiD5さんは、報道で「・・・・・呼びかけている。」の文言で終わる記事は「いつどこでだれがどのように呼びかけたかは書かれた試しは過去に1度もない」と書いています。
では、この日記で取り上げている遭難の統計に関するヤフーニュースの記事(配信元は信濃毎日新聞)はどう報じているのか見てみましょう。
「今年の夏山シーズン(7、8月)に長野県内で発生した山岳遭難者が前年同期比29人増の154人となり、過去最多だったことが、県警山岳安全対策課のまとめで分かった。(中略)県警は技量や体力にゆとりのある登山計画を立てるよう呼びかけている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/870cac4a915e630c6c10270caf64cdb7f5c982d8
記事にははっきりと「長野県警は・・・呼びかけている」と書いてあります。そして呼びかけた内容も詳しく記されています。日記では「だれがどのように呼びかけたか書かれた試しは過去に1度もない」と断言していますが、これは事実に反します。
通常、このような記事は警察が出す報道発表資料をソースにしています。報道機関はこの発表資料を元に追加の取材を加えて記事にします。
警察がなぜこのような報道発表をするかというと、遭難についての統計を広報することで安全への注意を広く喚起し、遭難をなくすためです。つまり、警察が報道発表すること自体が「呼びかけている」という行為そのものなのです。
報道を通じて世の中に呼びかけるのはそれが効率的、効果的だからです。スポーツジムや登山用品店に警察が行ってチラシを配るとかそんな非効率的なことはやってられません。日本全国に何軒スポーツジムや登山用品店があると思いますか?
マスコミや行政を批判すれば多くの賛同を得られ、いい気分になれるのかもしれませんが、ウソはいけません。
このようなウソを書く人は、たとえ登山歴が50年、遭難を追い続けて20数年のベテランであっても、まったく信用できません。
事実に反することをネット上に堂々と書いておきながら「日記なので、ご批判やご意見はまったく意図していませんので結構です。お断りしておきますのであしからず」では済まされない。
ネット上のウソにいちいち反応し指摘するのは無駄なことかもしれませんが、ウソを見過ごせばそのウソが本当のことになってしまうのがネットの怖さだと思います。
今回は余りにもひどい虚偽記載であるため、あえて日記の筆者の名を伏せずに指摘させていただきました。個人を批判するのが目的ではなく、心ある人がウソに騙されないよう注意を喚起することが目的です。
読者の皆様におかれましては、このような言動に騙されないよう呼びかけます。
(件の日記は削除される可能性があるためスクショしました)
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