志賀町史編集委員会『志賀町史』第1巻、志賀町、1996年に添付されている「志賀町遺跡地図」によれば、比良山系中の遺跡は、すべて飛鳥時代以降のもので、古墳時代以前のものは存在しない。
掲載されている遺跡は以下のとおり。
1.城郭跡:
寒風峠遺跡
涼峠遺跡
野々口城遺跡(ノタノホリ南方370.7m三角点周辺)
木戸山城遺跡(キタダカ道北方445m標高点周辺)
2.稜線の宗教施設の遺跡:
比良権現遺跡(神社跡、権現山頂上):峯権現、白山妙理権現ともいう。毎年7月20日権現祭には栗原住民が登拝。
峯権現(小女郎峠):毎年6月28日船路住民が登拝
打見山遺跡(経塚遺跡、打見山山頂)
寺屋敷遺跡(寺院跡、打見山)
明法寺遺跡(寺院遺跡、正面谷とウエ谷の間の尾根750mあたり)
次郎坊の宮遺跡(神社遺跡、次郎坊山の東神璽谷支流650m附近):比良明神の降臨地、毎年9月8日北比良住民が山の祭りと称して登拝する。
3.中腹部の宗教施設の遺跡
西正寺野遺跡・大教寺野遺跡(寺院遺跡、霊仙山西200〜300m)
堂山遺跡(寺院遺跡、小女郎谷450m周辺)
観喜寺遺跡(寺院遺跡)
ダンダ坊遺跡(イン谷口北方標高300m前後)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する