登山中に脚が攣ることがあります。これまでに経験した中で、脚のあちこちが攣って本当に酷かったことが2回ありました。軽い脚の攣りは、回数は覚えていませんが何度か経験しています。脚の攣り対策には、芍薬甘草湯が効くとか、マグネシウムを服用したらいいとか、水分補給も必要だとか色々言います。原因は様々で、人によって効く対策が異なるのではないかと思います。ぼくの経験がどれだけ他の人に応用できるのかわかりませんが、もし何かの役に立てば。
ぼくが考えているメカニズムはこうです。
負荷を掛けて高度が上がると、脚の筋肉の酸素需要が増え、酸素供給は減る方向にあり、体がもっと血液を循環させようとする。脹脛や足首を圧迫するウェアを履いているだけでも血液循環を阻害し、脚の筋肉での酸素二酸化炭素ガス交換が需要に追いつかなくなる。すると筋肉が痙攣して血液循環を増やそうとする。
脹脛を圧迫するウェアを履いた方が血液の循環が良くなって疲れにくい、というような記述をインターネットを検索すると見ます。しかし、ぼくはそれは逆じゃないかと思います。少なくともぼくの体では逆効果です。少しでも血液循環を阻害しないよう圧迫のないパンツやソックスを履くのが第一ではないかと考えています。
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1回目の時は、高度が上がるに連れて脚のあちこちが攣り始め、歩きにくくて往生しました。それでも騙し騙し何とか山小屋まで辿り着きました。夜コンプレッション タイプのレギンスを脱いだら攣りが治りました。圧迫が血流を阻害し、それが原因なのだろうと考えました。それ以来山ではコンプレッション タイプのレギンスを履くのを止めました。
2回目は先日、15kgの荷物を背負ってハイペースで登り、途中で脚があちこち攣って、特に足首の攣りが酷く、それ以上歩けなくなりました。この時は、ワークマンのAERO STRETCHクライミングパンツを履いて、Fitsのソックスの中にズボンの裾を入れていました。ズボンの裾をソックスの中に入れたのは、ヒル対策になると思ったからです。
翌日別の山に登るため、別のソックスを履いた時、Fitsのソックスに比べて足首を締め付けないのに気づきました。その時は、ソックスで足首を締め付けて、それが血液の循環を阻害したのだろうと思いました。
後日、ワークマンに出掛け、別のタイプのクライミングパンツを幾つか試着した折、AERO STRETCHクライミングパンツのSサイズを試着すると脹脛に圧迫感があるのに気づきました。持っているのはSサイズで、割と最近購入したもの。Sでもウェストがぶかぶかで、以前持っていた同じクライミングパンツが、ベルトをしないとずり落ちてくることからSサイズを選んだのでした。Mサイズを試着すると脹脛に圧迫感がなく、ゆったりとしています。以前持っていたクライミングパンツは捨ててしまったことから、それがSだったかMだったかは確かめようがありません。しかし、Mサイズだったのではないかと考えています。
で、今回、半ズボンにもなるセパレートタイプを買おうと思って出かけたのだけれど、それではなく、MサイズのAERO STRETCHクライミングパンツを買いました。セパレートタイプを買って半ズボンにすればより圧迫しなくなる、とも考えました。けれども、長ズボンのまま試着すると、脹脛に圧迫感を覚えました。
MサイズのAERO STRETCHクライミングパンツを使った妥当性確認はこれからです。
1回目は丹波山村から大菩薩峠への稜線。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3150278.html
2回目は丹沢の大倉尾根。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5612111.html
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