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2013年08月02日 00:53未分類全体に公開

中央アルプスの遭難事故について

 中央アルプスの稜線での韓国からの登山者の遭難事故についてですが、亡くなった3人は低体温症、4人目の死亡者は滑落が主因ではあるがその前に低体温症になっていた可能性大とのことです。

 2009年7月のトムラウシ山や2012年5月の白馬岳稜線と同じく、またまた低体温症(hypothermia)での大量遭難が起きてしまいました。

 低体温症については約50年前の英国のフォー・インズ・ウォーク(約70kmをチームで競う徒競争で、Derbyshire地域のボーイスカウトの連盟が主催する大会)での3人の死亡事故(Deaths from exposure on Four Inns Walking Competition,March14-15,1964)があって以来、解明が進んできてはいますが、一番怖い遭難の態様です。

 これまでにも白頭山に中国領から登った韓国の登山者が低体温症で亡くなる事故などが起きているようですが、今回の事故を契機に、韓国の山岳界でのしっかりとした検証がされて、予防策の周知がされ、同じような事故が再発しないことを願いたいです。

 日本国内でも、この前のトムラウシの事故でようやく本格的な検証がされたばかりで(以前は「疲労凍死」でなんとなくわかったようになっていました。)、あまり大したことは言えませんが、約50年前の英国の事故では本格的な調査が行われ、それを契機に低体温症の概念が確立されています。
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コメント

ゲスト
RE: 中央アルプスの遭難事故について
shokunpapaさん初めましてこんにちは。
トムラウシの悲惨な事故の報告書はネットでも公開されていますので私も斜め読みしましたが、「低体温症」危険性はあらためて認識を深めました。
今回の韓国の人の遭難は批判的には余りにも多くの突っ込みどころがあります。ただ、人が亡くなっていることなので厳しくは言えない部分がありますが、日本の山の常識から言えば数段階レベルの低い意識が大きな原因と思われます。
そのあたりを個人レベルで韓国側に伝えようとは思っています。
ソウルの東大門市場には数々の登山具店や問屋さんがあって驚きますが、今回事故のあった人々出身のプサン市内のデパートに入っている登山具店にも入ったことがありますが、韓国ブランドの登山用品は「えっ」思うぐらい質が高くて驚きます。また、韓国の電車に乗っても登山服姿の中高年の人達が目につきますので確かに韓国も日本以上に登山ブームだと思います。

今回の事故はそういう韓国の人達の登山ブームに警鐘を鳴らしたとは思いますが、トムラウシの事故のように、「ツアー」というものに潜む危険性も私は感じました。
そのことを、どのように韓国側に伝えていくのか個人レベルで考えておりますが、ちょっと難しい課題であるとも思っています。

木曽殿山荘のご夫婦が無理な出発を止められたのに無視をして檜尾に向かったということですが、木曽殿山荘には伊那側へのエスケープルートがないことも一つの原因かと私は思います。その意味ではこの縦走路は難しいものに入れてもいいと私は思います。空木への登り返しも大変ですし、木曽側の伊奈川ダムに降りることも下山後の長い道のりのことを考えると大変と思います。そのあたりのことも不運な事故原因になっていると個人的には思っています。

追記;偉そうに韓国側に伝えると書きましたが、日本の新聞への投稿のように韓国国内の何らかの関係部署か新聞社あたりに投稿しようと思っています。日本語じゃダメでしょうから英語か韓国語に翻訳してみたいと考えています。
2013/8/2 14:33
RE: 中央アルプスの遭難事故について
murrenさん こんばんは

 今回のツアーのことについては、まだ不明な情報も多くあります。今回参加された皆さんがどのような関係にあったのか、同じ山岳会のメンバーだと言われているけれども会員の多い所だと初対面の場合もありますし、今回のルートを企画した人とその知り合い関係者だけだったのか、ツアーの催行人員を確保するために別のグループの人も混じっていたのか?

 1日目から既に30分ぐらい間隔があいてバラバラに歩いていたという情報もありますが、バテた人が遅れていただけなのか、ペースの違うグループが個別に歩いていたのか、よくわからないです。

 足と宿だけ提供して、後は参加者任せというツアーも一般の旅行ではよくあります。

 もっとお互いに協力し合うべきだったのではないかと道義的責任を追及できるにしても、プロのガイドのような引率者としての安全確保の責任はないので、参加者各自が自分の身を自分で守るしかなかったのでしょう。

 なお、登山の実力やレベルの差によって、悪い条件の所を早く運良く切り抜けられるかどうかの多少の違いは出てくるかもしれませんが、どのようなパーティーの形態であっても、またどれだけ屈強で、3000mの山を経験しているパーテイーであったとしても、稜線の低温で風雨の強いところに突っ込んでしまっては、同じように低体温症になる者が出てきて大ピンチになります。「人間の体は、大量に熱を奪われる事態に脆弱です。」山小屋の主人の忠告を真剣に受け取らずに山小屋から出て行ってしまったこと自体が、不運もあるのかもしれませんが、一番の問題です。
2013/8/2 21:40
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