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円融寺と碑小から真っ直ぐ南下したところに桜が咲き誇っているのが目に入ったので見てきた。ベネッセの有料老人ホーム、アリアのまわりに咲く熱海桜🌸という桜らしい。はじめて聞いた。今回はじめて訪れた旗岡八幡と戸越八幡はどちらも早咲きの桜はなかった。染井吉野の開花が待ち遠しい。
#花見ラン #咲くラン #熱海桜 #朝ラン #早朝ラン #ランニング
オーディブルはマイケル・ルイス『マネーボール』の続き。
「スコット・ハッテバーグのやることなすことは目立たないから、世間一般は価値に気がつかない。この年のハッテバーグは、やや風変わりな打撃部門ふたつと、多少理解しやすい打撃部門のひとつで、リーグのトップクラスに入った。〝初球を振らない率〟アメリカンリーグ第1位。〝見送り率〟リーグ第3位(64.5%)。どちらもささやかな分野の統計だが、ふたつ揃うとそれなりの意味を帯びる。シーズンが終了するたび、ポール・デポデスタは、アスレチックス全選手のデータをもとに、各選手が打席をどれぐらい有効に利用したかを調べる。究極の評価方法はじつに独特だ。もし1番から9番までその選手ひとりに打たせて試合をしたら何点入るか、を計算していく。たとえばハッテバーグだけで打順を組んで2002年のアスレチックス全試合を戦ったら、総得点はいくつになるのか?
計算の結果、ハッテバーグのクローン人間9人でチームをつくると、940ないし950点入ることがわかった。ミゲル・テハダ、エリック・チャベスと並んで、チームトップだ。テハダやチャベスのほうが、ぱっと見ではるかに派手な活躍をしているが……。一方、重量級打線を誇るニューヨーク・ヤンキースは、897得点だった。すなわち、ハッテバーグ9人のチームは、ヤンキースを上回る九回最高の攻撃力を持っているのだった」
ビリー・ビーンにとって、選手は野球というゲームをするためのコマにすぎない。貧乏チームのGMにとって、いくらでも取り替えの効くコマを少しでも高く買い取ってもらって、それで新しいコマ(それも交渉材料の1つとなる)を少しでも安く仕入れることは最重要課題であり、生命線でもある。だが、ライバルGMたちとの化かし合いのなかで成功体験を重ねると、それが万能感につながる。揺るがぬ自信と押し出しの強さは交渉には不可欠だが、万能感も度を越すと、多くの関係者から恨みを買い、いつかしっぺ返しを食うことになる。とりわけ、あと4日でキャリア10年に到達して年金の受給資格が発生する選手を、交渉がらみで突然解雇するようなことを続けた場合には。
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