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2025年03月25日 10:53花見ラン全体に公開

【14キロ走】砧公園→大蔵運動公園🌸→用賀いらか道🌸【花見ラン】

【14キロ走】東根公園→東が丘住宅→駒沢公園→セブン駒沢四丁目→246新町一丁目→旧玉電通り→桜新町→砧公園通り→砧公園→大蔵運動公園🌸→砧公園→上用賀五丁目いらか道市民🌸→用賀プロムナード→オーケー新用賀→用賀→コジマ用賀→246用賀一丁目→用賀中町通り→ファミマ用賀の杜→桜町小🌸→駒大深沢キャンパス→駒沢公園→駒沢通り→東京医療センター→東根小→東根公園【花見ラン】

週末の山行の筋肉痛を癒すためのリカバリージョグ。大蔵運動公園・自由広場の山桜🌸を見てきた。砧公園の桜はまだだったが、用賀いらか道入り口の緑地に、陽光桜🌸と豆桜🌸が1本ずつ咲いてた。

#花見ラン #咲くラン #山桜 #陽光桜 #豆桜 #朝ラン #早朝ラン #ランニング

オーディブルは小松貴『裏山の奇人: 野にたゆたう博物学』を今朝から聞き始める。

丸山宗利さんから虫採りの達人と信頼される裏山の奇人は、じっと動かず息を潜め、周囲の環境と同化することで、虫や生き物に存在を気取られずに近づく術を身につけた。虫たちと真剣に化かし合いをした結果だ。小松さんの「存在を消す」行動は人間に対しても有効で、虫マニアたちが大挙して押しかけ、勝手に木を切り倒したり、田畑を踏み荒らしたりして地元から拒否反応を示されるのを横目に、地元に受け入れられるために、ただそこにいることを心がけたという。そこにいるのが当たり前になってしまえば、誰の気にも障らないからだ。

「しかし私は、どうしてもこの人たちに認められ、この素晴らしい森で虫を自由に採りたかった。そこで、私は最初の1年間、網を持たずにカメラだけ持ってこの山に通った。そして、自由な時間にはずっとこの山にいるようにした。1日に朝、昼、夜の3回は山へ出かけた。なるべく長時間、自分の姿を地元の人たちにさらし、私がただ珍しい虫を乱獲しに押しかけているだけのマニアでないことを態度で示したのである。最初は遠くで不審そうに見ていた人たちも、やがて私のことが無視できなくなり、野良仕事の合間に1人また1人と私に話しかけはじめた。話すことで、私が何者かを理解してもらえた。やがて、口コミで私の正体が広まり、私が何をしていてもとくに気にする人はいなくなった。私の調査に、好意的に協力してくれる人もできた。そんなことを10年以上続けたいま、この山で網を持って歩いていても、少なくとも私だけは地元の人達から嫌な顔をされることはもうない。心置きなく採集させてもらえるようになったおかげで、私は後述のように、ここで国内未記録のノミバエをはじめ、これまでこの国で誰一人見つけられなかった数々の未確認生物を発見することになる。
 私は、虫採りでもフィールド調査でも一番重要なのは、いかに地元の人たちに「赦されるか」だと思う。人嫌いな私だったが、それでも自分が使わせてもらうフィールドでは、地元の人をけっして敵に回さぬよう振る舞うのを徹底した。敵に回せば、結局自分が本来の目的を果たせずに損をするから。田舎に行くと、どうしても排他的な雰囲気の人間はいて、こちらに対するその言動に腹が立つことも多い。でも、こちらが常によそからお邪魔させてもらっている立場である以上、どんな状況下でも地元の人の側に絶対的な正義がある。「地元の人たちの嫌がることはしない」は鉄則だ。熊谷・安田(2010)が言うように、地元の人たちに嫌われたら、それはそこの生き物に嫌われたも同然である」

話を聞かせてもらう以上、相手の立場を尊重し、リスペクトするのは当たり前。自分はそう思ってきたけれど、それができていない人が多くてビックリする。自分が、自分がと我を押し通すことと、人の話に耳を傾けることは、根本的に違う。相手の本音に迫りたければ、まずは相手を立て、相手に興味をもつところことからはじめないと。「こういう話が聞きたい」と、手前勝手な理屈でインタビューする人は、結局のところ、自分が思い描いたものしか手に入れることができない。せっかくその道の達人に話を聞くチャンスなのに、なんと、もったいないことか。小松さんが言うように、「わからないことを、わかりたい」なら、自分の知らないことを教えてくれる人に対して、謙虚にならずにはいられないはずだ。

酔っぱらいのヒゲのジョージの教え。とんでもない酔っぱらいの戯言だが、小松さんはその日以来、一人で身を守るものを持たず、昼も夜も裏山へ行く習慣がついたという。ただし、さすがに服は着ているそうだが。

「いいか、自然てのはなぁ、そんなんでわかるこっちゃねえんだよ。おめぇらのやってんのは気を見て森を見てねぇママゴトだ。第六感だよ。第六感を鍛えて、自然っつーものを理屈じゃなくて体で感じんだ。そのためにゃ、皆で仲よしごっこしてちゃダメだ。一人で山行け。夜行け。素っ裸で!」「誰もいねぇ、何も見えねぇ、そして体が物で覆われねぇ状況じゃ、人間つーのは己が身を守るために、すべての五感が鋭敏に研ぎ澄まされんだ。最近の若っけぇモヤシどもはンな経験しねーだろが! あぁん? お勉強ばかりできゃがって、頭でっかちのモヤシどもがよ。五感を鍛えた先に、そのいずれでもねぇ第六感を会得すんだ。そうして、はじめて人は自然と対等になれんだよ!」
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