セリバオーレン、1cm程の小さな花ですが、山肌一面を覆っています。作業をされている方にお訊ねし、キクバオーレン、バイカオーレンの在り処も教えて頂きました。キクバオーレンは昨年の葉が枯れて、今は葉はありません。バイカオーレンはセリバやキクバに比べると、華やかな花を咲かせていました。
早春に開花するオーレン、暗い樹林の下で休眠する事無く、1年中葉を付けて弱い光で生きています。そのため成長は遅く、生薬として収穫するまでは15年もかかると云います。オーレンには他にもウスギオーレンやミツバオーレンなどがありますが、生薬にするのは根茎の太くなるキクバとセリバで、主成分はベルベリンです。極めて苦い味ですが、主に胃腸薬として利用されています。
岐阜薬科大学の薬草園に咲くオーレン、一見の価値あり。
写真は左からキクバオーレン、バイカオーレン、セリバオーレンです。
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