メキシコ・グアテマラ辺りが原産の花で、江戸時代にパイナップルの栽培土に混じってやって来たようです。当時はサフランと思われていましたが、明治になり別物と判り、サフランモドキと名付けられたとの事。モドキとは、ちょっと可哀そうな名前です。英名の「pink rain lily」が相応しいと思います。ピンクがかった薄紫の外被弁が3枚、同じ色の内皮弁が3枚、まさにpink lilyです。
夕日を浴びて輝いています(写真左)。
雄蕊が6本、黄色い葯。花糸は細く、大きな葯を支えるには心細い。バランスを取る為でしょうか、葯はT字状に支えられています。雌蕊が1本、柱頭が開いています(写真中)。
咲きたての花は花糸が短く(写真右)、時間とともに長くなって来ました(
写真中)。