ガスストーブとカートリッジ

まず初めに　EN417　という規格　(自動翻訳でも分かります)
https://en.wikipedia.org/wiki/EN_417
https://standards.cen.eu/dyn/www/f?p=204:110:0::::FSP_PROJECT:33078&cs=109E3128F345BDE855D7CCB7B59969669

EPI,プリムス、SOTO、ジェットボイル、スノーピーク、他多数
なんでネジの規格が似たようなものなのに互換性を否定してるのか？
日本のガス検は『事故が起きた時に責任の所在を明確にする』ため使いまわし厳禁としてるわけです(言い方変えると既得権益バリバリの検査機構)
逆に、日本以外だとごく一部を除きネジ規格と内蔵されたリンダルバルブは同じでなければ製品として売ることができないのです
そりゃ遠征先の国で使わなきゃならないのだから当然ですね
だから使いまわし推奨って言ってるわけではないです
私の持っているMSRのガスストーブは当然日本では売っていませんが、説明書は日本語で書いてあります
そこで出てくるEN417
MSRでは渡航先ではEN417規格品を使ってくださいと書いてあります
MSRの見解：https://thesummitregister.com/ins-outs-canister-fuels/
自動翻訳で抜粋
-----------------------------------------------------------------------------------
燃料の化学的性質を超えて、キャニスターそのものを考えてみましょう。多くのキャニスターでは標準化されたネジ式リンダルバルブが使用されています。Lindalバルブを備えたキャニスターは、この規格の周辺で設計されたストーブと互換性があります。そして、その互換性は一般的には排除されます。幸いなことに、消費者にとっては、欧州規格（EN 417）が燃料容器と弁の構造を管理しています。キャニスタが十分に製造されている限り、ほとんどの消費者は、異なるブランドの燃料キャニスターでストーブを使用しても問題はありません。他のブランドの製造品質を保証するものではありません。しかし、評判の良いブランドは、良い、互換性のあるバルブを使用しています。
-----------------------------------------------------------------------------------
引用ここまで
つまり、EN417規格適合品ならメーカーがなんと言おうとヨーロッパ工業規格で共通性が保証されてるわけです
使えるかどうかを決めるのはEN規格であってメーカーではありません

しかし
Q:日本国内で手に入るEN規格品はどれ？
A:日本ではEN規格は存在しませんので共通性は無く相互利用は出来ません(全メーカの答え)

それじゃ話は続かない(笑)

ガスストーブの歴史(大げさ)から
EPIはイギリス発祥で今はユニバーサルトレーディングが商標権獲得し日本製ですが、初めに売ったイギリス製バーナーも問題なく使うためバルブ規格は同じです
コールマンはEPIを作っていた会社を買収し同じ製品を出していた経緯がありバルブ規格はEN417です
プリムスはスウェーデン製と日本企画品が混在してるため同じくEN417でしょう
Wikipediaの書いてあることは信用に値するかどうかは置いといて、同規格であれば他のカートリッジも使えることになります

海外渡航の時の参考にしてくださいね

＊＊＊＊＊詰め替えはダメです！！＊＊＊＊＊
EN417で定義されているように『再充填不可が大前提』でありバルブの耐久性はそんなに高くないため繰り返し使っているとガスが漏れたり出なかったり危険です
口金に微細な傷が多くなるとガス漏れします
カートリッジの使いまわしと詰め替えはどちらも自己責任なんて言うレベルの話ではありません
規格仕様が消費者にとって有利であるならばその規格にある使い方を守るのが消費者です
自己責任と言う言葉が大好きな人が多いですが
自己責任は社会的責任の拒否や放棄
社会の否定みたいなもんでとても先進国とは思えない



追記
規格が同じでも微妙に締め加減が違うのも事実です
MSRのバーナーに最も具合い良いのはEPIかな
プリムスはかなり浅めでガスが出るので取付時の漏れが大きいです
スノーピークはその中間かな
オプティマスの純正風防ってのがありまして
https://www.optimusstoves.com/en/ch/93-8018907-optimus-clip-on-windshield
カートリッジの首部分に取り付けるのですが、最も安定して取付できるのもEPIカートリッジでした
参考までに