立て続けに死亡事故を起こした、
アミューズトラベルが廃業するというニュースがあった。
2回目だから当然という見方も多いと思う。
しかし単に廃業で済ませてしまっては、
責任の度合いの低い一般社員が路頭に迷って終わるだけになる。
また、旅行業法に基づく立入検査や行政処分を逃れるための廃業なら
なおさら罪が重い。
トムラウシの時も今回も、とかく雲隠れで済まそうとするここの経営陣だが、
責任の所在と原因を明らかにすることが、経営者の何よりの職務。
職務を遂行できないならやってはいけない(これまでの報酬も返納しなさい)。
そして、明らかにされた問題点に登山者も無関心であっては、
それこそそれがまた同じような業者の出現と次の事故を招くことになる。
どうすれば良いか同業者だけでなく広く登山者が正しく知ることを通じて、
今後(ツアー登山を含め)より安全な登山を楽しめることにつながると思う。
<追記>くしくも今日は爆弾低気圧が来ているようですね。
皆さんお気をつけて。
---
アミューズトラベル、廃業へ−観光庁は調査急ぐ
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=55898
> アミューズトラベルによると、旅行業を廃止して約50名の社員は解雇する一方、
> 法人格は残し、代表取締役会長の牛島浄氏、代表取締役社長の板井克己氏、
> 松下政市氏の3名が役員として残り、「ご遺族の方へのお詫びや補償、観光庁の
> 調査への対応」に専念する。
---
(参考)日本山岳ガイド協会 トムラウシ山遭難事故調査報告書
http://www.jfmga.com/tomuraushi.html
PDF版へのリンクがあります。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する