山道具の虫干し 】
昨日の「日記」に「私の宝物 門田のピッケル」と一筆啓上仕り候しましたら、読者の方から「 この門田はそんなに良い物ではありません。海外のコピー品ですからね」と、門田ピッケルご指導ご鞭撻、御指南いただきました。
ご指摘から考え、御指南されたかたの持ち物、例えば登山靴は海外のコピー品でなく、未だ日本伝統Made in Japanの”ワラジ履き、リュックは唐草模様の風呂敷愛用と推察(笑)
”宝物”なるものも、コピー云々はさておき、愛着に応じ人其々の価値観千差万別ですからね。
まあ、ピッケルに限らず、日本の山道具各種は(衣類も)そのほとんどは海外発案のコピー品ですから言えばキリがない。
山道具の虫干し話が、話が逸れた。さて本題。
今日は(22日)梅雨の晴れ間。朝からお天道様も御機嫌麗しいようだ。
庭に降り注ぐ朝の陽光をボ〜と眺めて突然閃きが 「そうだ!」湿度もなく登山用具の虫干日和だ。(ようするに暇なのである)
かくて、車庫庭に大風呂敷を広げ、各種登山用具の虫干しを敢行。
登山靴、ヤッケにリュック、小物色々。テントは設営広げて・・・。
テントはカモシカのエスパースと、ICI石井のスタードームの二種類。
スタードームは耐風、大雪に強靭なエベレストのキャンプ地でも強さを発揮する優れもの(行ったことない 観たこともないが)
私はもっぱら春山のベースキャンプなどの安眠所に使用(山小屋の、あの生態模様は苦手なもんで)
どちらのテントも25年以上使用しているがいたって健康健在だ(ところどころリペアテープで補修しているが)
先年テントのフライ生地に鳥や蝶など描き遊んでみた。
テント場で、このフライに描かれた野鳥絵を見て、興味を示し話しかけてくるかたが意外に多い。
参考までに、絵具はアメリカ製の「リキテックス」発色もよく、風雨にも強い優れもの。
かくて、久しぶりにお日様にあたった道具類は日光消毒をしてもらい元気イッパイ満足げ。
tokusandesuさん、こんばんは。
1960〜70年代の日本は「山」も「経済」も「生活」もまだまだ発展途上国、
欧米にあこがれて、追い付け追い越せの時代、
身の回りの何もかもがコピーもどきだったと思います。
しかし、たとえ門田のピッケルもコピーであったとしても、そこには夢がいっぱい詰まっていたのです。
例えば、「ザイル・ワーク」なんて言葉、まさにコピー造語ですが、
そこには当時の岳人たちの山岳先進国に追い付きたいという夢が込められていたのだと思います。
「夢」が詰まっている門田のピッケル大事にして下さい。
残念ながら、私は山歩きに復帰した8年ほど前に富士山下山途中の五合目に門田のピッケル置き忘れ、戻って来ませんでした。
それ以来、神様のお告げだと思ってハイキング専門になりました。
yamaheroさんコメント、ありがとうございます。
確かに形状は、当時のスイスやフランスの山岳先進国のピッケルを参考に。
でも門田のピッケルは日本刀を造る鍛冶屋作業と同じ製造方法で作り上げたとお聞きします。したがって門田制のピッケルは欧米のピッケルをしのぐ剛健ピッケルとお聞きしたことがあります。
富士山での紛失、残念至極でありますね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する