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♬〜 あたまを雲の上に出し 四方の山を見おろして
かみなりさまを下に聞く 富士は日本一の山 ♪
幼いころよく悪たれ小僧らと歌っておりました。今も小学校で歌われているのでしょうか? そうそう、もうじき富士山の山開きですね。
お暇な時のいつもの倣い、本屋さんにに寄り道、時間つぶし。見るともなしに棚の中の書物のお題目に目が留まり手が伸びる。
『富士山に登った外国人』 副題が −幕末・明治の山旅−
出版元は「露蘭堂」はてさて?あまりお聞きしない出版社。定価は3,400円。(欲しいが貧乏人の私には破天荒なお値段)そこで店頭でちょっと拾い読み。読み進み・・・。
「これは欲しい!家でじっくり読んでみたい!」でも波濤極まる3,400円也。(注!! 2,000円を超えるとなぜか心臓が脈打ち躊躇する器の小さなオトコです)
ええそうなんです。買いましたとも。財布と相談しつつ清水から飛びおりました。気が変わらないうちに震える手つきでレジへ邁進・・・
どうも前置きが横道に逸れた。『富士山に登った外国人』に戻る。
本書は幕末から明治初期にかけて”フジヤマ”に登った9名の外国人の記録。
9名の外国人のなかには、幕末から明治にかけて、日本の文明開化を視てきた初代駐日英国公使のオールコック。日本アルプスの命名者、ウェストンの名も・・・。
幕末から江戸への動乱変革期、外国人たちはどのようにして富士山に近づき、どのように登頂したのでしょうか?
彼らの目に、当時の日本の風景や国民の行動様式、そして肝心のフジヤマは。山の大好き人間ならずとも興味の沸くところですね。
著作権を無視し、アメリカ人天文学者夫婦の文の一説、抜き書きお披露目。
「・・・・・フジヤマ登山から何日もたった後の夕方、我々は横浜の美しい港から出船していったが、その時、フジはわれわれにその雄姿の輝かしい別れのきらめきを優しく与えてくれた。
黄色の空に深いパープル色の、フジの整然とした、比類なき円錐体は岸壁と夕日に輝くさざ波を前景にして孤高に、そして壮麗にそびえたった。
人間の敬意や努力に対して動じず無感覚で、フジはその巨大な脈拍の無い生命を生きる。全日本のすばらしいランドマークよ!・・・・・」
富士山に対する感動、思い入れが文書のなかからひしひしと伝わる。
これ以上内容を知りたい方は「急げや本屋へ」
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