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(3日目・サロベツ原野から稚内へ)
朝、日本海からの潮風とともにオゾン含有率たっぷりの空気が美味い。サロベツ原野の咲きそろった花々を眺めての朝の散歩は至福の時ぞ。
海面から眩しい光が跳ね飛び、周囲はサロベツ原野の緑が広がり大気と水と緑が染みとおっている。
利尻を望みながら首筋を掠める海風は風の中でも特別製で、風が渡ってくるのが見えるようだ。
太宰は「富士には月見草がよく似合う」とのたまうが、北海道はハマナスがよく似合う。まるで雑草の如く至る所に咲きそろう。
原野に朽ち果てたトタン葺きの作業小屋がうねうね波打って風に吹かれてカタカタ鳴っている。辺り一面の風景が北海道を語っている。
稚内の街の手前に♨マーク。温泉オタク的私は「稚内温泉・童夢」にドボン!
市内にはいる前に身を清めるのも稚内市民への礼儀というもの。
湯はナトリウム炭酸水素塩温泉。湯上りの身体がほてり頭からムワリと陽炎が湧きあがる。
温めの湯に浸かり夏の光が湯面に反射し、ユラリと揺らぎ、我が身はさながら湖面を泳ぐ岩魚の気分。
昼はホッケ定食。 ホッケの味には食堂のオバちゃんの血が通っている。味噌汁もしっかりした味付けで「吉兆」に負けるかもしれないがそれなりの味だ。(笑)
この日は奮発しイカ刺しを一品増やしてみました。
夕刻、稚内の街が見渡せる「稚内森林公園」を訪れてみた。夕日を浴び餌をついばむ蝦夷シカ親子のお出迎え。
内地では見かけない「コウリンタンポポ」なる花が乱れ咲き。
「コウリタンポポ」は戦後、樺太からの引揚者がこの花を持って来て植えたのが広がったのだとか。
「稚内森林公園」の丘から日本海に夕日が沈む。から夕焼けに染まった水面に礼文島からあ帰りのフェリーの航跡が尾を引いている。
【添付写真】
・オロロン街道から望む利尻富士
・夕日を浴びる餌をついばむエゾシカ(稚内森林公園にて)
・稚内森林公園の丘から日本海に夕日が沈む。礼文島からフェリーのお帰りだ。
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