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日本の最果てまで来たこともあり、日本最北東突端の相泊漁港一巡り。高級昆布「羅臼昆布」はここが本家本元。
漁港傍の橋のたもとに「これより先 危険道なし」の注意標識。傍に、この先に立ち入る場合住所氏名記入箱が。登山入山カードと同じ趣旨。
ところで「相泊・あいどまり」こんな地の果てトッパズレ地名ですから、当然アイヌ語と思われるがさにあらず。実は和名なのでありますね。
東北地方でも使われる「アイ」はご存知「北風」のこと。「ドマリ」は「泊地」 即ち「北風の吹く所の舟の泊地」で「相泊・アイドマリ」
エ〜ト何の話でしたっけ?そうそう相泊温泉ね。
温泉は何処かいな?と周囲の海岸線を眺めれど温泉らしいものは見当たらず、駐車場脇の海辺に、ブルーシートで囲われた漁師の物置小屋とおぼしきものが…。「んん?もしや?」
囲いを覗いていると、外観とは裏腹に四角四面の湯船が鎮座しワタシを手招いて、温かな湯気がユラユラ揺らりと立ちのぼっている。
なんとも素朴極まる野湯なことか。漁師の方にお聞きすると昆布漁で冷えたカラダの温め温泉とかで、今では一般にも開放と。
素人目には、羅臼の二つの秘湯野湯、意外と町の活性化?観光客寄せの目玉に少しは貢献しているような気がするのだがどうでしょうか。
50℃の熱めの源泉が湯船の底からブクブクと。早速もろ肌脱いで湯船に埋没。温泉水は綺麗な青みがかった透明泉で快適そのもの。1時間前に入浴した、カニと昆布出汁の利いた冗談のような「瀬石温泉」とは大違い。
源泉をであるから湯の成分は強力無比で温かくぬらっとカラダに効いてくる。たちまち極楽浄土の快感に身をゆだね、骨の髄までグンニャリ溶け込んでいくようだ。
海は雲と一体となって灰色に霞み、30km沖合の国後島は観えずじまい。
湯に浸かりながら突如にわか国粋主義者に変貌し、沖合に向かって拳を振り上げ「島を返せ! 島を返せ!」と絶叫の雄叫びを上げ、愛国マシンと化したワタシなのでありました。
・道から望むブルーシートで囲われた相泊温泉。この出で立ちからよもや温泉とは思いませんよね。
・道もThe end 「キケン注意」の表示。この先からはクマのテリトリー自己責任の世界。
tokusandesuさん、こんにちわ。
いよいよ相泊温泉ですね。
いつのまにか小屋掛風になってる。
そこから先は知床岬二泊三日コースですね。
これもね、若いうちに行っときたかったですね。( ´ ▽ ` )
k-yamane さんこんにちは。
この最果ての温泉にわざわざ来る方々はみな秘湯マニア、温泉オタクでないと訪れませんよね。温泉小屋もチャチナブルーシート掛け(内部はベニヤ仕上げ)で大風が吹くとよく被害三嘆でふきっ曝しの湯船状態の時も。町もポランティアもその都度修復。維持するのも大変ですとおっしゃっておりました。
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