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毎日目まぐるしく北海道を巡り走っているとお思いでしょうが実態はいたってのんびりとしたもので、多くはお気に入りの野山で2〜3日ノンビリ停滞。タープの下で一日中駄本読みノホホンとした堕落のひととき。
【 雌阿寒岳・1499m 】
阿寒山麓の魅力は多くの湖、温泉、山麓を埋める森林。その景観は北欧のようで日本離れしている(北欧に行ったこたぁ〜ないが)
ところで「阿寒・アカン」の語源は大阪弁の「あかん」即ち「いけないよ・だめだよ」から・・・。んな事あるわけない。元名は「ラカン・ペツ」(うぐいの産卵する川)とか。
麓の温泉主人は雌阿寒岳からの山頂は展望はよく、知床の山々や大雪連峰も。大気が澄んでいれば太平洋も望まれると。
登山口周囲はアカエゾマツの森。二合目を過ぎると一転ハイマツ、三合目を過ぎるとイソツツジ。四合目早くも森林限界。そして火山特有の緑もない全山溶岩瓦礫で足元が定まらず歩行に時間がかかる。
山頂の西側は火口原で荒々しい火口が大きく切れ落ち、刺激臭のある白煙噴気が噴気孔から激しく噴き上げている。ときおりあちらこちらから不気味な轟音がこだまする。
下山すれば至福の温泉が手招いていた。入浴料は400円、懐事情の厳しい身には嬉しい限り。
白いミルク色の湯には森の精気が濃縮されている。汗し、火照った身体を湯船に沈め無念無想。軽めの脳味噌が適度にほぐれ脳味噌が湯どうふのように崩れかかった。
ところで1986年の手元にある地図を見ると「雌阿寒岳」の標高が1503mとなっている。4m背丈が縮んでいる。活火山が活発であるからだろう。
・登山口のアカエゾマツの森
・雌阿寒岳山頂
・雌阿寒岳登山口 野中温泉
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