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江戸から京まで490km。1日八里(33km)歩いて半月の長丁場。昔人の足腰は半端じゃない丈夫さ。
東海道を歩く弥次さん喜多さんの旅姿を思い浮かべてくださいな。菅笠に肩に振り分け荷物。長〜い道中なのに、いたって軽装の歩きやすい出で立ち。
今の今まで、あの軽装旅姿で歩いていたとばかり思っていたが真相は然にあらず。実は東海道を歩く旅人の身の回りの荷物は、雇われた「人足」が、大風呂敷を使って背に担いで、行く先々に旅人の荷を運んでいたのが事の真相。 と、いつものここまでが前口上。
S40年代まで「穂高」や「剣」を闊歩していた山の猛者たちの背には、横長の大きなタラバガニのようなキスリングザック。今では骨董屋でも見かけない珍品に。
要は登山用品を入れる“物入れ”のお話です。
登山用具を入れて運べればどんなタイプでもいいのだが、かといって大風呂敷ではね・・・。
山を駆け巡る”袋”ですから、丈夫で背負いやすいことが必至条件。現在では防水機能も加わって。
さて、昔から言い伝えられる故事に「大は小を兼ねる」と言いますが、こと“登山袋”だけは「大は小を兼ねない!」
山行の形態に合わない「大」は無用の長物、お邪魔虫。つまり山の歩く規模に応じた荷物の量に合わせ「大・中・小」が必要に。
私もかって、肩の荷の食い込み軽減対策で、負い紐にクッションマットを貼りつけたり、リュックの背にあたる内側にウレタンマットを引きつめたりと負担軽減に苦心惨憺・・・。
ところでザックと言いますと、昔(S50年前後)軽い金属製で二本の角を出したような背負子に、ザックが付けられたモノがいっとき流行ったが、いつのまにやら消え去りましたね(私も購入・典型的な銭失い物でした)
今考えるに、あれは雷の多発する日本の夏山で、避雷針を背負っているような危険極まりない代物だったわけだ。
tokusandesuさん、こんにちわ。
フレームザックというやつですね。。
実は学生時代の旅行用に一つ。
未だにもってます。
パッキングが雑にできて楽ってのはあるかな。
さすがにキスリングはみたことがある。
という程度で、、触ったこともないです。(*´▽`*)
k-yamane さんおはようございます。
キスリング。大ともなればとんでもない横広で、岩肌にはぶつかるし、狭い山道ではすれ違いに往生しました。明治期に山の有名先人が欧州で知り広めたとお聞きしましたが。
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