上田のお隣「東御市」でお目覚め。千曲川流る山の狭間にあって、朝の冷え込みたるや厳しいのなんの。そんなとき、我が神体が♨を求めるのは自然の摂理。
朝も早よから開湯している温泉探索。ありました。温泉の名前に一目ぼれ、その名も「霊泉寺温泉」 「霊泉」なる名前からして温泉効能あらたかだと直感。令和の小原庄助さん「イザッ 見参!」
国道から霊泉寺温泉の入口に漢文体の難解な石の道標(添付写真)
意味するところは「霊泉寺へは左の道を行け」と読んだが・・・。
霊泉寺温泉は信州上田の奥座敷。鄙びた山里に昭和残滓のニオイ満載の温泉旅館が数軒。共同浴場も旅館に負けていない佇まい。嬉しいことに入湯木戸銭200円也。あまりの安さに涙。(添付写真)
共同浴場の氏素性をお聞きしたところ、開湯はなんと平安時代まで遡る古湯で、共同浴場も霊泉寺の「寺湯」が発祥と。お湯はピカピカ、ピカ一で、当然源泉100%かけ流し。
朝のしじまに透明の湯面に霧のように湯気が立ち込める。しずしずと湯に浸かった。まさに丸ごと天然純朴の湯である。
湯気の中に身を投じ、目を閉じボンヤリと無我の境地。湯もジンジン浸みてやがてその刺激が心地よくなる。湯の成分の濃い温泉だ。
ところでこのあと、ワタシを待ち受けていたのは難行苦行の道のりが待ち受けていた。
初めての道はカーナビクンがワタシのかけがえのない伴侶。
彼の指示通り「松本」目指し侵攻するも、気が付けば「美ヶ原」東面の山ん中、日光いろは坂にも負けちゃいない、標高1700mを超える峠をメクラメッポウがむしゃらに疾走。とんでもない山道を駆け巡ったわけだ。
あとで地図を見ると「野々入川」に沿って走り「道の駅・美ヶ原高原」の真横を通り過ぎている。
道はところどころ氷っているし・・・。さすがに鈍いオツムテンテンのワタシでも、途中で「これはおかしい」と気づくも手遅れ、後の祭り。
途中対面する車は僅か2台。彼らも私と同じ迷い鳥かな。いや〜ぁ 気疲れしたのなんの。
・峠からは新雪被る北アルプスの峰が
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