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長〜い旅烏でほぼ全国を周遊。行く先々の名所旧跡観光地巡りは今更名所旧跡巡りでもあるまいし、かといって八十八か所お遍路巡りの信心も持ち合わせていない。が、通りすがりに鉢合わせする神仏には首を垂れて・・・。
今では、名所旧跡より、旅先で心血を注いでいることは、訪れた土地の名物、探求味わうことに血眼になっている。
人間の三大欲求は？「食欲・睡眠欲・性欲」説だが、最後に落ち着く先は「食欲」となりましょうか（私的にはネ）
土地の人から情報を仕入れた居酒屋の暖簾を潜り、土地の人が食べている「肴」で軽く一杯は当り外れなし。
暖簾を潜る目的は、胃袋を満たす食堂より、居酒屋の美味い「肴」が目的。
せっかく訪れた旅烏。知らない町を彷徨うのも新鮮だ。と同時に、土地の名物を味わいたいのも人情だ。
夕闇迫る開店直後が客足も少なく頃合いヨシ！ 隣の暇なオジサンと意気投合、世を愁いつつの井戸端会議。
頼む「肴」は周囲のテーブルを見渡し、地元の方が頼んでいるものを真似すれば間違いなし。つかの間の至福の時間の始まりだ。
