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象潟から日本海の波のうねりを見つつ北上。
秋田の至宝、藤田嗣二の、秋田の文化と風俗を俯瞰できる大作壁画「秋田の行事」を鑑賞。圧倒的な壁画に目ん玉がグラ〜リと眩んだまま向かった先は男鹿半島。
👹ナマハゲの住む本山・真山を登り、ナマハゲの正体をこの目で確かめようと目論んだ。
ナマハゲは真山神社の神の使者「神鬼」の化身。恐れおののき拝殿でシッカリ首を垂れて登山開始(8月11日)
苔むした急勾配の石段を登り始めて、直ぐに巨木の天然秋田杉が立ち並ぶ。杉や雑木林の緩い尾根を進むと、途中に首のない地蔵さまがお出迎え。
最後の急坂を駆け上がること1時間半。山頂は真山神社奥宮が鎮座する展望台。木々の間から日本海の海岸が連なり、先日登った鳥海山のシルエットが・・・。
当初、真山から本山に向う予定だったが、本山山頂の三角点は、航空自衛隊、本土防衛の要のレーダーが行く手を遮り立ち入り禁止。また戻って車に帰るのも嫌気がさし、真山から逆戻り。
ここで突然一夜漬けの地理学講座。
青森から富山に至る日本海の海岸線を地図でご覧あれ。ほぼ直線状態の海岸の連なりだ。が、男鹿半島だけが小さな鼻先のように飛び出している。なぜこうなった?
かつて男鹿半島は火山島(日本に人類が住み始めた3万年前のお話)
米代川、雄物川から流れ出た土砂堆積で島が海岸線と合体、男鹿半島の出来上がり。中心部に取り残されたのが海の名残の八郎潟。
半島先端部にある一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟は、マールと呼ばれる円形火口(この地理情報、神社の蘊蓄掲示版で知りました)
・寒風山から眺める「本山」「真山」
・真山山頂に鎮座する展望台に真山神社の奥宮(本殿)
・半島の東、三つの黒点が一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟の「マール」と呼ばれる円形火口。半島先端部、海岸線の二つの小さな湾も火口痕。
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