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平泉、北上川の岸辺、川向うの大きな牛のような背を見せる「束稲山」前々から気にかかり寄り道登山(8月25日)
束稲山は経塚山、音羽山、束稲山、三つの山の総称。山腹に大きな大文字の焼き文字跡が見られることから、送り火の行事が行われているようだ。
平泉から北上川を渡り、西行の歌にも詠まれた「西行桜の森」から経塚山へ。
「西行桜の森」は、坂上田村麻呂と蝦夷の族長・阿弖流為(アテルイ)と戦を交えた古戦場。登山口には「束稲荒神」アテルイの像が睨みを聞かせてお出迎え。
経塚山は山名から察せられるように、経典を埋めた山との昔話から。
山頂の展望台から観る景色は雄大そのもの。中尊寺や毛越寺、高館といった名所、遠く奥羽山脈、栗駒の山並み。圧巻は胆沢扇状地、点在する静居集落の田園風景。眼下に蛇行する北上川がゆったりと流れる風景を眺め、まさに風光明媚。
一瞬贅沢な止まった時間にわが身をゆだねる極上のひとときだ。
盛夏とあって汗ばむが、ときおり北上川から流れる風がヒンヤリ肌に心地よし。吹く風はタダとあって、吸わなきゃ損々とばかりに大きく深呼吸。
次から次に天然の山の香りが風に乗ってやってくる。こんな風景から、なかなか去るのも勿体なく感じる贅沢な一瞬だ。
・北上川長るる胆沢扇状地 静居集落の田園風景。
・「西行桜」登山口の蝦夷の族長・阿弖流為(アテルイ)
・束稲山は経塚山、音羽山、束稲山、三つの山の総称 川は北上川
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