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帰路コースは「秣岳」天馬尾根が絶対おすすめですぞ 】
平泉から栗駒山に駆け上がる(8月27日)
深田久弥は、百名山の後書きの中で「東北では秋田駒ヶ岳と栗駒山を百名山にいれるべきであったかもしれない」と述懐している。その東北三県にまたがる「栗駒山」
今でこそ山名の「栗駒山」が全国区だが、それまでは山麓の岩手県側では須川岳、秋田県側は大日岳、宮城県側では駒ヶ岳。「日本風景論」の著者、志賀重昂は「酢川岳」と述べている。(『酢』と記している)
栗駒山のお勧め時期は10月初旬の紅葉のとき、これ一徹につきますね。
山頂からの展望はすこぶるよし。月山・鳥海山・岩手山・焼石・早池峰・東北の名山がグルリと望観。そして後に控えし、山麓には温泉オタクには欠かせぬ素朴な温泉の宝庫が目白押し。
さてここからが述べたかった本題です。
栗駒山を登られる多くの方は栗駒山を往復でしょうか。それじゃあモッタイナイ。
是非帰りのコースにお勧めしたいのが、栗駒山の西、長〜い尾根筋「秣岳・まぐさだけ」別称「馬草岳」
栗駒山の西に派生する外輪山の尾根で、山名の「秣・まぐさ」は読んで字の如し、牛馬の食糧枯草のこと。山名の山頂付近はかっての草刈り場に由来。
栗駒山から派生する尾根は「天馬尾根」と呼ばれ。登山者も少なく静かな尾根筋歩きを満喫できる。山頂付近は白銀湿原と呼ばれる湿原草付きが広がり、中間の、小高い大岩ゴロゴロ地点は開放的な視界が広がり風光明媚、恰好な休憩岩だ。
栗駒から秣岳への開放的な「天馬尾根」を歩き、秣岳から須川湖までの下りは深いブナの森。来てよかったと思うこと間違いなし。
・天馬尾根からの大岩ゴロゴロの岩
・秋色の「秣岳」
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