3月8日に今年初めて鹿を見た。
とは言っても、京都市を流れる鴨川が本流と高野川に分かれる出町柳から遡った高野川の1kmポスト付近だ。鹿は二頭で内一頭は7,8cmほど角が生えかけた若い?雄の個体だった。このごろこの付近の山では年中見るが、町中の川で見るのは久しぶりで今年は初めてだった。数人の人は立ち止まって、若者二人は川に降りて見ていた。
苔むした石の谷でのヒヤリ話
あれは春先の事だった。何時ものように余りはっきりしない山道を辿っていた時の事。緩い斜面の尾根に乗り換えようと緑の苔に覆われた石が重なり合う谷を渡ろうとした。
苔が付いているし石の大きさも2,30cm程もあるので長期に渡り動いてない安定した石だと思い込んでいた。一歩、二歩進んだ時、乗った石が滑り出した。一つ動けば次々と動き出す。あ、ヤバイ、石に挟まれると思わず後ろに飛んで逃げ、事なきを得た。実にヒヤリとした場面だった。安定した石だと思っていたが、微妙なバランスで積み重なっていただけだった。クワバラ、クワバラ。
枯れ木にヒヤリ
近道だろうと思われた初めて下る谷間の道は、最初はっきりしていたが、増水で流されたのだろうやがて切れ切れになって不明瞭になって来た。谷心を下るのが辛くなり、やや急斜面ではあるがはっきりした獣道を下っていた。目を配りながら降りていた積もりだったが、目の隅に見えた10cm足らずの木に手をかけ体重をかけようとした瞬間、木は根元から折れ谷底に落ちていった。とっさに踏み止まれたが、危うく木と一緒に落ちる所だった。集中力を切らすとこういう危ない目に遭うという事か。ヒヤリな出来事だった。
骨折(足だったらとヒヤリ)
山頂を目指し緩い流れの谷を遡っていた時の事だった。靴をぬらすのが嫌で深みのある流れを避け少し斜面を巻いた時だった。片手に地図、片手に杖を持ち斜面を下っていた。落ち葉の下に隠れた木の根に気付かず足を滑らせた。3mほど滑って止まった。水には落ちず一安心して歩き始めた。どうもぶつけた右手が痛む。その内治ってくるだろうと頂上に向かった。痛みは引かず頂上に着いた頃、痛みは増しザックのファスナーも開けられない程だった。そのため食事も取れず下山し、車で帰宅した。ハンドル操作も右手は添えるだけしか出来なかった。週明けに病院の行くと親指の骨折だと言われた。もし足だったら・・・ちゃんと帰ってこられただろうか。
目の前通過の落石にヒヤリ
これも道なき斜面を登っていた時の事、カランカランと目の前を石が落ちていった。多分落石の原因は動物によるものだろうが、洛石を間近で見たのはこれが初めてだった。多分2,30mも離れていたのだろうが、数メートル先、いや目の前に感じた。確率からすれば当たる方がおかしいのだが。その後、上ばかり見て立木のある下側に回り込んでは一直線に登った。その付近の立木は石を抱えた物が多かった。そう言う場所だと気付いても、もう後の祭り・・・ヒヤリな話だった。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する